turn.3 ページ4
結局あの現象については、何もわからなくて。
でも、特には困らないはず。
………そう、思ってたのに…。
｢あ、ねぇ。教科書見せて｣
遅刻ギリギリに私の隣にやってきて手を合わせて私に向かう小山くん。
｢……いい…けど｣
私が、不自然に答えたのを気にもとめずにニコッと笑ってお礼をいうとそそくさと机をくっつける。
あの日から私の様子は少し変。
小山くんの顔をまっすぐ見ることが出来ない。
小山くんが笑うと胸がギューッてなって、すごく切なくなる。
他の子と仲良くしてるのをみるとモヤモヤする。
今までこんなことなかったのに…。
胸の奥がムズムズして、でもあったかい。
やっぱり、カッコいいな。
私のすぐ近くでノートに目を落としてる小山くんの横顔を見つめる。
｢どしたの？｣
私の視線に気づいたのかいきなり、私の方を向いた小山くん。
今まで見つめていた顔が間近に迫る。
｢っ！！｣
思わずノートで顔を隠す。
ものすごく顔が熱くなってるのがわかる。
｢なんでも…ない｣
そう早口で言って、慌ててノートに目を落とす。
隣でクスリと笑う声が聞こえる。
あぁ、なんだろうこれ。
私の知ってる言葉じゃうまく表現なんて出来ない。
だけど、すごくステキな感情な気がしてる。
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サクラ(プロフ) - 慶。さん» コメントありがとうございます！そして返信が遅くなってしまい申し訳ありません。慶。さんのコメントに大変励まされました( ToT )本当にノロノロ更新しますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです(*^^*) (2017年4月6日 0時) (
レス) id: ae30ede04b (このIDを非表示/違反報告)
慶。(プロフ) - とても面白いし本当にタイトル通りめぐってますね！笑 本当に楽しく読ませていただきました。続きがとても気になります。待っていますから、頑張って下さい！！ (2017年3月25日 13時) (レス) id: c8818c4115 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 柚乃さん» 柚乃ー！！ありがとうっっo(≧▽≦)oいやいや、文才は無いわ…( T ^ T ) (2015年10月8日 17時) (レス) id: ae30ede04b (このIDを非表示/違反報告)
柚乃(プロフ) - すっごい面白い！語彙力すごいし、文才あるね…！読んでて楽しい！！ (2015年10月8日 0時) (レス) id: 40c22b6d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2015年7月29日 16時
