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「あ…っと……おじゃましました〜」
明らかに気まづそうに頭をかいたあと、加藤くんは足早にその場を去った。
………誤解された？
私と手越くんが付き合ってるって？
早く誤解解かなきゃ……。
「手越くん……私、好きな人がいるの…だから…！」
ふと私の手首を掴んでた手の力が抜ける。
「…シゲ…でしょ？……ごめん。知ってた」
困らせてゴメンネ。
そう言って少し笑うと、行ってこいと私の背中を押す。
もう、日が傾き始めててて辺りはオレンジ色で染められてる。
そんなオレンジの世界に君の姿を見つける。
…いつだって私は、君しか見えてなかったよ。
後ろ姿をみつけると、駆け寄って服の端を掴む。
いつも見てたのは後ろ姿ばっかりだったけど、今日は…。
この言葉だけは、ちゃんと真っ直ぐ目を逸らさないで君に届けたいから。
加藤くんに真っ直ぐ向かって、一度大きく深呼吸。
緊張のせいで、少し震えてる右手。
その手をギュッと握りしめて、顔をあげる。
「加藤くん…私……」
そこから先の言葉が出てこない。
「あの…その……」
視線を忙しなく動かしながら、言葉を続けようと必死に言葉を探す。
でも、どんな言葉もでてこなくて。
そんなとき、フッと目の前が暗くなる。
私を包んだのは、加藤くんの香り。
「なぁ……俺のこと…好き？」
驚いて、顔をあげると頬を真っ赤に染めて私を見下ろす加藤くん。
「…うん。好き………その優しい笑顔も、後ろ姿も、声も…全部全部好き…」
私がそう言うと、加藤くんは嬉しそうに笑ってゆっくり顔を近づける。
軽く触れるだけのキスのあと、照れくさそうに笑って手を握るとオレンジに染まった帰り道に並ぶのは君と私の2つの影。
君にだけ届けたかったこのキモチがやっと届いた日。
――――――Fin
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サクラ(プロフ) - ｸﾗﾊさん» お忙しいなか有り難うございますっ(> <)シゲ難しいですよねぇ(T-T)先生はどんなこと考えてるのかいまいち掴めないww (2015年4月22日 22時) (
レス) id: ae30ede04b (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾗﾊ(プロフ) - 4つめまで読んで、用事に戻ります、ｸﾗﾊはﾏﾏです(笑)←どうでもいい情報。ｼｹﾞ難しい…に激しく同感←ｼｹﾞ苦手。とりあえず、来た証だけ残します(笑) (2015年4月19日 8時) (レス) id: 3632dde973 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みぽりんさん» 有難うございます♪( ´▽｀) (2015年3月11日 20時) (レス) id: 62cbafcb32 (このIDを非表示/違反報告)
みぽりん(プロフ) - サクラさん» 頑張ってください！！応援してますから！！ (2015年3月11日 19時) (レス) id: d9231bd00c (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みぽりんさん» ありがとうございますo(≧▽≦)o頑張ります(> <)おぉ!!!!!嬉しいです(*^^*) (2015年3月11日 12時) (レス) id: 62cbafcb32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2015年1月3日 14時
