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付き合い始めてから半年後、今日は裕行さんに夕食に誘われている
車から降りた私が目にしたのは高級イタリアンのお店。雑誌やテレビなどでよく取材され、なかなか予約が取れないと噂の所だった
貴｢ああの、裕行さん？ここってめちゃくちゃ有名で人気のお店じゃ……｣
吉｢ん、知ってんの？ここのオーナーとちょっとした知り合いでな、特別に入れてもらったんだ｣
オーナーと知り合いって……裕行さんの人脈どうなってんの……
店内に入り、案内されたのは他からは遮断されるような作りになっている個室
きっと裕行さんが人気声優であることを配慮してのことだろう
座ってすぐにスープが運ばれてきて、コース料理なのかな…と考えてみる
前菜やメインなど、どれもこれも美味しくて感動さえ覚えた
デザートも食べ終え満足していると、唐突に店内の灯りが消え、音楽も止む
停電かな…と心配していると、突然頭上から光が降り注いだ
スポットライトをあびているようだ
何かを覚悟したような表情でこちらを見据える裕行さんは懐から何かを取り出し、こちらへ差し出した
吉｢A、俺と結婚してください｣
パカッと開いた箱の中には、静かに輝くダイヤモンドの指輪
自分がプロポーズされていると認識するまでに数秒の時間がかかり、頭の中で整理されると胸の中から熱いものが込み上げてきた
人生初のプロポーズが初めて好きになった男性で、私なんかじゃ到底手が届かないはずの人
真っ直ぐに伝えてくれた思いが、とても嬉しくて涙が溢れる
返事をしたいのになかなかとまってくれなくて、焦る私を安心させるかのように指で涙を拭き取り、頭を撫でてくれる
数分後、ようやく落ち着いた私は裕行さんを真っ直ぐに見つめ、ずっと言いたかった気持ちを伝えた
貴｢私でよければ、喜んで！！
不束者ですが、よろしくお願いします！｣
嬉しそうに微笑み、指輪を左手の薬指にはめてくれる裕行さん
自分の指にもはめて、照れくさそうにでも心から嬉しそうにこちらを見つめる
どちらからともなく顔を近づけ、触れるだけのキスをした………
1年後………
結婚式をあげ、裕行さんの希望もあり新居に引っ越した私たちは幸せな結婚生活を送っていた
自分の体の異変に気づいたのは、そんなある日のことだった
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身長低い系女子 - 読む前「暇だから読んでみよーっと！」読んだ後「あ、え、ヤバ・・・ハマりすぎてご飯食べれないんだけど！」本当におもしろかったです！！ (2017年9月29日 21時) (
レス) id: b46340d59b (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - あきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！私も自分で書いておきながら恥ずかしくなりました(笑)はい！少しずつですが更新していくので見守っていただけると幸いです！ (2017年8月1日 10時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 始めました、前回の【暮らすこと】から読んでます！私も良平君が大好きなので、読んでて楽しかったです。誕生日編を読んだら、なぜか恥ずかしくなりました。新作は良平くんメインだそうですね！楽しみです。これからも応援してます。 (2017年7月31日 11時) (レス) id: 8897ef15dc (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - はるかさん» 初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！良平さんが大好きとのことで、次作の良平さんメインのお話も読んで頂けたら幸いです！コメントありがとうございました^^ (2017年7月31日 4時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - カノンさん» お返事遅くなりごめんなさい！はじめまして！大好きなんて嬉しいお言葉ありがとうございます！！コメントすごく励みになるので嬉しかったです！ありがとうございます^^ (2017年7月31日 4時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木村のぶ | 作成日時：2017年4月4日 0時
