続き ページ36
父｢なんだお前達、まさか別々の部屋で寝るつもりじゃないだろうな……だめだぞ、夫婦は同じ部屋で寝るって決まっとるんだから！｣
江｢いやいや父さん、僕らまだ夫婦じゃ……｣
父｢つべこべ言っとらんで、同じ部屋で寝ろ！！
母さん、あの部屋を用意しろ！｣
大分お酒が回っているらしいお父様の無茶ぶりに拓也と2人で顔を見合わせていると、何かをしに行っていたお母様が戻ってきてにんまりと笑った
母｢お父さん、後は私に任せてちょうだい
2人とも、見せたいものがあるからちょっと来てくれる？｣
後を付いていくと、ある部屋の前で止まり、その扉を見て何かを思い出したらしい拓也が慌て始めるが、なんのことかわからない私は手招きされるがまま歩み寄ってしまった
拓也に腕を掴まれると同時に、お母様に背中をドンと押され、私達は部屋の中に入ってしまった
一瞬の隙を突かれドアが閉まり、何故か外側から鍵がかけられる
完全に閉じ込められたようだ
江｢はあぁぁ……やられた、、ここはお仕置き部屋で中から出られないように外から鍵がかけられるようになってるんだ……｣
申し訳なさそうに呟いた拓也は部屋を見渡し、布団が1組しかないのを見ると、私に使うよう言ってきた
貴｢え！？だ、ダメだよ！拓也がお布団使って！
それか、一緒に寝よう？｣
私の提案に驚いた顔をしたが、少し考えたあと頷いた
拓也の実家で1つの布団で寝るという何とも言えない状況の中、少々の時間が過ぎうとうとしかけていた時、微かな問いかけが聞こえた
江｢まだ起きてる……？｣
貴｢起きてるよ。寝れないの？｣
江｢まあね、あのさもうちょっとそっち行ってもいい？｣
いいよ、と答えるとゆっくりこちらへ近ずいてきて抱き寄せられた
江｢A、あったかいな……凄い安心する｣
拓也の温もりと鼓動を感じ、愛しさと気恥しさが込み上げ、目の前にあった拓也の胸に頬を擦り寄せる
大きな手に頭を撫でられ、耐えられないほどの水魔が襲ってくる
江｢そろそろ眠くなってきただろ…おやすみ、いい夢を…｣
おでこに1つキスを落とされたのを最後に私の意識は完全に夢の中へと微睡んでいった……
次の日、2人寄り添って眠る姿に江口母＆父がニヤニヤ笑顔で写真を撮っていたことは知る由もない…
end
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身長低い系女子 - 読む前「暇だから読んでみよーっと！」読んだ後「あ、え、ヤバ・・・ハマりすぎてご飯食べれないんだけど！」本当におもしろかったです！！ (2017年9月29日 21時) (
レス) id: b46340d59b (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - あきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！私も自分で書いておきながら恥ずかしくなりました(笑)はい！少しずつですが更新していくので見守っていただけると幸いです！ (2017年8月1日 10時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 始めました、前回の【暮らすこと】から読んでます！私も良平君が大好きなので、読んでて楽しかったです。誕生日編を読んだら、なぜか恥ずかしくなりました。新作は良平くんメインだそうですね！楽しみです。これからも応援してます。 (2017年7月31日 11時) (レス) id: 8897ef15dc (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - はるかさん» 初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！良平さんが大好きとのことで、次作の良平さんメインのお話も読んで頂けたら幸いです！コメントありがとうございました^^ (2017年7月31日 4時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - カノンさん» お返事遅くなりごめんなさい！はじめまして！大好きなんて嬉しいお言葉ありがとうございます！！コメントすごく励みになるので嬉しかったです！ありがとうございます^^ (2017年7月31日 4時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木村のぶ | 作成日時：2017年4月4日 0時
