続き ページ29
良平さんの部屋に入った途端、待ってましたとばかりに腕が伸びてきて気づいた時には懐に収まっていた
木｢はあぁぁ〜〜すっげえ緊張した……イベントでもここまで緊張しないのに(笑)
でも、これでやっとAに堂々と触れられる…胸張ってAは俺のだって言える！！｣
ほんとに嬉しそうに言ってくれるものだから、何だか泣けてきてしまって振り返って良平さんの胸に顔を埋める
木｢ふふっ、かーわいい^^
Aの笑顔も涙も全部俺が受け止めるよ。だから、いつでも俺を頼って？｣
優しく頭を撫でられながらそんなことを耳元で囁かれ、私の涙腺は更に崩壊
私が泣き止むまで、ずっと頭を撫でて、抱きしめてくれていた
_____
貴｢ごめんなさい、シャツ涙で濡らしちゃって……｣
驚くことに30分ほど泣き続けていたようで、良平さんのシャツは涙によるシミが出来ていた
木｢いーのいーの^^気にしない！
俺としてはずっとくっついてられたから嬉しかったしね！
それより、目腫れちゃってる……今冷やすもん持ってくるからちょっと待ってて！｣
良平さんが離れようとした時、咄嗟に服の裾を掴んでいた
驚いた顔でこちらを見つめる良平さんに、私は何も言えず無言で裾を離す
木｢A？もしかして、俺が離れるの寂しい？｣
呆れられるかなと思いつつ、微かに頷く
そして再びあの温もりに包まれる
今度は正面から、顔を見合わせて。至近距離にある良平さんの顔に私の全身は熱を帯び、体は硬直する
そして、瞼に口付けが落とされた
壊れ物を扱うかのような優しい口付けに擽ったさを感じつつ、物足りなさを感じてしまう
そんな私の心境を悟ったかのように、今度は唇に柔らかなキスが落とされた
啄むようなキスからどんどん深くなっていき、息が切れる頃にはふたりの体温は完全に溶け合っていた
人生初めてのキスが(事故チューしたが)、大好きな良平さんである事の喜びを噛み締めつつ余韻に浸っていると、柔らかな笑みを向けられる
木｢ごめん、Aがあんまり可愛いから我慢出来なかった…苦しくなかった？｣
貴｢ん、大丈夫だよ^^良平さんになら、何されても平気｣
木｢ほーら、そういうことを軽々しく言わないの！俺だって男だし、好きな子を目の前にして我慢なんて出来ないよ？｣
説教されてしまい少々しゅんとしていると、
木｢さて、これは何でしょう！
はい！温泉旅行のペアチケットでーす！！
早速だけど、明日から2泊3日で行こうね！｣
貴｢………え！？( °꒫° )｣
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身長低い系女子 - 読む前「暇だから読んでみよーっと！」読んだ後「あ、え、ヤバ・・・ハマりすぎてご飯食べれないんだけど！」本当におもしろかったです！！ (2017年9月29日 21時) (
レス) id: b46340d59b (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - あきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！私も自分で書いておきながら恥ずかしくなりました(笑)はい！少しずつですが更新していくので見守っていただけると幸いです！ (2017年8月1日 10時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 始めました、前回の【暮らすこと】から読んでます！私も良平君が大好きなので、読んでて楽しかったです。誕生日編を読んだら、なぜか恥ずかしくなりました。新作は良平くんメインだそうですね！楽しみです。これからも応援してます。 (2017年7月31日 11時) (レス) id: 8897ef15dc (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - はるかさん» 初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！良平さんが大好きとのことで、次作の良平さんメインのお話も読んで頂けたら幸いです！コメントありがとうございました^^ (2017年7月31日 4時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
木村のぶ(プロフ) - カノンさん» お返事遅くなりごめんなさい！はじめまして！大好きなんて嬉しいお言葉ありがとうございます！！コメントすごく励みになるので嬉しかったです！ありがとうございます^^ (2017年7月31日 4時) (レス) id: 28ea5efa16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木村のぶ | 作成日時：2017年4月4日 0時
