【文スト】激甘と鎖骨が詰まった文スト【短編集】

嫌いの強さ【太宰治】 ページ32

さくら様リクありがとうございます！

遅くなってすみません……！

地震、凄かったですね！
私の地域は震度4、5でした。
余震は昨日の夜から夕方まで続いてます…。

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『太宰なんて嫌い！』


思わず口が滑ってしまった。
云い過ぎたと気付き口を手で押さえるも、太宰の顔は暗くなるばかり。
そんな心算はなかったのに。
私は唯、太宰が謝ってくれたら其れで良かったのに。


『あ、ご、ごめっ＿＿』

「判った、Aは私が嫌いなんだね？
　それなら丁度言い訳がつく。出て行って、此処は私の家だ。」


太宰は私を見下ろして、冷たい声で告げる。
私の目からは涙が溢れてきた。
出ていって、だなんて酷すぎる事はないか。
事の始まりと云えば、太宰が心中を美人さんに頼みすぎるからいけないのに。


『ごめん、云い過ぎた、ねぇ、太宰っ！』

「五月蝿い、早く出ていけ。」


肩を押され、体のバランスを崩す。
壁に凭れて、太宰の顔を伺うと、昔のように瞳には光が灯っていなかった。


『…ごめん…赦してよ………治。』

「っ＿＿！」


溢れたのは太宰の名前。
太宰、だなんて普段は呼んでいるけれど、本当はこうして名前で呼びたい。
嫌いになったら、こんなに涙も出ないし、この先ずっと一緒にいたいだなんて思わない。

私は壁から離れて、太宰に抱き着いた。
太宰は私を剥がそうとはせず、然し抱き締めようともしない。


『……云い過ぎた、本当は嫌いなんかじゃない。
　あと、本当は私の事を一番に想ってくれてるのも知ってる。

　けど、やっぱり他の人に求愛するのはやだ。
　だって太宰は私のモノだもん………。』


他の人に渡すものか。
太宰が一番好きで、太宰も私が一番好きだという関係が望ましいのだ。

すると太宰の腕が私の腰に周り、強く抱き寄せる。
そして先ほどとは変わって甘い声で私に囁く。


「…私こそすまない。云い過ぎたよ。
　あとAにそんな思いさせてたのも悪かったね。
　でも大丈夫。君の云う通り、私は君を一番に想っているよ。」


太宰はか細い、弱々しい声だった。
嫌いって言葉、結構胸に響いたんだなと、改めて痛感する。

太宰は「あと……」と続けた。


「先刻、治って云ってくれたA、凄く可愛かったよ。」


如何して太宰は何時もの如く、思い返して来るのだろうか。
ありがた迷惑も良いところだよ。

私は赤くなった顔を、太宰の胸板に押し付けた。




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HAPPYBIRTHDAY

太宰治

大好きです

幸あれ

鼠の一目惚れ【F・D】→←構いすぎに注意【梶井基次郎】

• 金　運: ★☆☆☆☆
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西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

呼べば幸せになるキャラ(太宰さんは2pattern)

登場シーンでカゴメカゴメを唄っているのが可愛い男の子

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