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＊ ＊ ＊
8月10日
体調を崩してから一週間。
本調子を取り戻したAは一人街中を歩いていた。
「Aさん―――っ！」
後ろから呼ばれる声がし振り向けば――・・
「！千冬くん・・？」
私服姿の千冬と場地の姿。
「風邪で寝込んだって聞いたんスけどもう平気ですか？」
「う、うん。もう大丈夫よ。二人は今から遊びに行くの？」
「ドラケンの見舞い。お前も来るだろ？」
「えっ・・わ、私はいいよ！よろしく伝えてくれるだけで・・」
「行きましょうよ！ドラケンくん助かったのもAさんのお陰なんスから！！」
「で、でも・・っ」
「ウルセーな。オラ、行くぞ。」
腕を掴まれ強制連行される。
そんな場地の手にはビニール袋が。
「・・それ、なぁに？」
「んぁ？ペヤング。見舞の品。」
「場地さん、やっぱり果物とかも買っていきます？」
「あー・・この通りそんなとこあったか？」
「(ペヤングってなんだろう・・)――・・私も手ぶらでは行きにくいので買いに行ってから行きましょう？」
「俺、梨食いてぇ。」
「・・・場地君の為ではなくて、ドラケンくんのお見舞いのお品物です」
それから三人でA御用達の果物屋に寄り病院へと向かった。
―――――――
―――
―
「・・・・・んで、こんなバカデケェの買ってきたワケ？」
そこには大量の旬なフルーツがかごにぎっしりと詰まり綺麗にリボンでラッピングされていた。
その大きさに引き気味のドラケン。
たまたま見舞いに来ていたマイキーは目を輝かせてみていた。
苦笑するAと千冬。
どうせ食べるからいいだろうと言う場地。
「すっげぇ！！うまそーっ！！早速食おうぜケンチン！！Aー俺梨食いてぇ」
「あぁ！？梨は俺が食うんだよ！！お前は食うな！！」
「いや、一応これ、俺の見舞いの品だろーが。勝手に食うな。」
「・・その、あれから調子はどう？」
「あー、もう平気。っつか、Aちゃん、マジでありがとな。お陰でこのくらいの傷で済んだ。」
ドラケンはベッドから降りるとスッと頭を下げた。
「ふえっ！？そんな、頭をあげてくださいっ」
「いや、本当にありがとう。」
その姿にマイキーもピタリと止まりAを呼んだ。
そして、ドラケン同様に頭を下げた。
「ま、マイキー君！？」
「A、お前がいてくれてよかった。ケンチンを東卍の副総長を助けてくれてありがとう。」
その二人の姿に千冬と場地も東卍幹部として頭を下げた。
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咲乃(プロフ) - ひー(比古)さん» ありがとうございます！続編は甘々頑張ろうと思ってます。どうぞ完結までお付き合いください…。 (2021年10月5日 22時) (
レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - タカちゃんの意地悪なスイッチがぁぁぁ！！ニヤニヤ過ぎる (2021年10月5日 0時) (レス) @page49 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 累さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張ります。 (2021年8月23日 0時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 作品一気に読ませて頂きました。設定も面白いですし、話の内容もシリアスから胸キュンまであってとても面白いです。頑張ってください。 (2021年8月22日 13時) (レス) id: 755be2d6bc (このIDを非表示/違反報告)
咲乃(プロフ) - 真菜瀬さん» ありがとうございます！更新頑張ります。 (2021年8月17日 19時) (レス) id: 78de730839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲乃 | 作成日時：2021年8月17日 0時
