繊細な精神に基づく、吹雪の医師

３４話：テスト前 ページ36

＿＿スノーヴァリエ寮




アイシクル病院での業務を終え、寮生達が談話室に集まっていた




グレイ「仕事を終えてすぐに集まってもらって悪いな、今日はお前達に話がある」




少し寮生たちがざわついていたが、すぐに再び静かになり、、




グレイ「今回１年以外は知っていると思うが、数週間後には定期テストがある」




グレイ「病院での業務で忙しく、勉強できず成績を下げるなどという事がないようにしろ」




寮生A「寮長、よろしいでしょうか」




グレイ「なんだ、言ってみろ」




寮生A「お言葉ですが、我々の中には勉強が苦手な者もおりますし、、ある程度低い者が出てしまうかと」





寮生B「その際の対策をお聞きしてもよろしいでしょうか」





グレイ「勉強に関しては各教科の対策プリントを作った、病院での勤務時間も少し短くする」





その言葉で、思わず「おぉ、、」と歓喜の声が漏れる





グレイ「だがここで注意点がある」




寮生C「注意点？」





グレイ「一つ、この対策プリントをほかの寮生に漏らさないこと」




グレイ「二つ、日付が変わる前には必ず就寝すること」




グレイ「三つ、オクタヴィネル寮と契約は絶対にするな」





寮生A「オクタヴィネル寮と、、？」




グレイ「そうだ、理由はテストが終わる事には分かる、、何か質問がある者は？」




「「「、、、。」」」




グレイ「では本日はこれでお開きとする、対策プリントは各自回収するように、解散」




寮生B「さすが寮長、俺たちが悩むことを自らの力で解決してくださる！」




寮生C「病院での仕事は大変だけど、この寮でよかったな」




アルフ・ラルフ「、、、。」

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