入間様のお目付け役で、教師をしています。【魔入魔】 (ページ5)

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第四話ページ5

黒板に詳細などを書きつつ…

ディア「まず呪術について、さっきも言ったように簡易的なものなら初心者でもすぐにできるんだけど」

ディア「この中で呪術をほかの悪魔に使ったことある子は？」

そう言うと、ほとんどイルマ以外が手を上げていた。

入間「わぁ…そんなに…」

ディア「簡単なものはいたずら目的で使われることがあるんだけど、基本的には呪術はかけられたら防ぐことは少し面倒なんだ、それはどうしてか…分かる人は？」

アスモデウス「はい」

ディア「ではアスモデウスくん」

アスモデウス「簡易的なものの場合、かけられたこと自体に気づくことが難しいからです」

ディア「その通り、呪術は簡易的なものだと体にはその変化が起きにくいためわかりづらい」

ディア「もちろんかけられているのかどうか確かめる方法もあるけど、簡易的な者の場合命に係わることはないから基本みんな放置しちゃうんだ」

入間「簡易的なものは…ってことは、難しい呪術だとすぐにわかるんですか？」

ディア「その通り、高度な呪術はかけられたその瞬間に体にその痕跡が残るんだ」

リード「それ思ってたんだけど、バレたら意味なくない？」

ディア「そう、わかれば解除法を使えばいい…けど高度な呪術の中にはね」

ディア「逆に解除されることでその効力を発揮するものもあれば、少しでも手順を間違えれば一生外れないものもある」

ディア「種類は色々だけど、高度な呪術の場合一生五感に以上をきたしたり、痛覚以上を起こしたり」

ディア「”即死”なんてこともあるからね」

入間「そ、そんな…もし呪術をかけられたら…？」

不安に思ったその時、肩に優しく手を置かれ…

ディア「バビルスの生徒が万が一そんな危険な呪術にかかっても、私はほとんどの呪術は解除できるから」

ディア「それに呪術は解除が難しくても、誰かに移すこと自体は簡単だから無理そうなら私に移していいよ」

ジャズ「ディア先生なら何でも解除できそうだな～～」

ディア「これでも先生呪術学なら色々心得てるから」

ディア「あとこれは覚えなくてもいいけど、高度であればあるほど、すでに呪われている悪魔にそれより下位の呪術を移すと弱いほうが消えるから」

ディア「なんならそういう悪魔に移した方が被害は少ないかもね」