あなたに興味なんて…ない、 (ページ47)

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47~MS~ ページ47

MSside

これ以上Aに近づけさせやしない。
と言っても、担当看護師である以上必要最低限は許さなければいけない。

病室に入り、ジミンはベッドへAに戻してもらえると思っていただろうが、
Aより先にジミンのそばに寄り、車椅子からベッドへ移乗させた。

その時、ジミンは明らかに不機嫌な顔を見せた。

その後の診察も本人は隠しているつもりだったのだろう、
まあ、表情はちゃんと愛想良くしていたし、Aも気付いてはいなかっただろうが、
明らかにその表情の奥底には俺に対する敵意が感じられた。

『よしっ、体調はもう大丈夫そうだね。あとは、リハビリ頑張って、治していこ。』

診察を終え、病室を後にしようとすると、
幸運にもAもあとをついてきた。

『A明日の夜空いてるか？』

わざとジミンにも聞こえるようそう尋ねる。

「明日は夜からなら空いてますよ。」

そう答えながら、Aの足取りがおかしくなり、膝から崩れ落ちそうになった。

「ちょっ！！A？！』

その寸前のところで支えることができたが、あの日の記憶が過ぎる。

「すみません、膝の力抜けました。」

Aは苦笑いを浮かべながら、俺を支えに立ち直した。

『ちゃんと休めよ？いくら当直だからって、休まなかったら、肝心なときに仕事できないだろ？』

全く俺は何をやっているんだ、大人気もなく年下の男にケンカを売るようなことをやってる場合か。

「すみません……。」

Aは明らかに肩を落とした様子で、申し訳なさそうに眉尻を下げる。

Aにこんな表情をさせる前に、俺がちゃんと支えなければ。

『またあの時みたいになるぞ。』

そう、もうあんなことにさせないためにも………。

『ちゃんと自分の身体も気にかけなさい。』

「はい……。」

俺がAを支えるんだ、そう改めて心に誓う。

『そんなに落ち込むな！栄養つけるためにも飯だな！明日の夜空けておけよ〜』

もうあんな思いをするのは二度とごめんだ。

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更新期間が空いてしまったため、
内容に相違点が生じていたところを修正しました。
今後も十二分にやってしまうと思うので、
その際は気付いても温かい目で見ていただくか、
優しーく指摘いただけると幸いです……。

ミルキー