蝶柄の着物が似合う君 6 【坂田銀時】

the 女の子 って感じだねうふ ページ21

Aside





はいついにデート当日でっす！！！！

ただいま午前10時でございます




｢じゃ､後でね｣

銀｢おー遅れてくんなよー｣






え？なんで一緒に出ないかって？



実は買い物に行った日の帰り道､お妙ちゃんが

｢お化粧してあげるから待ち合わせ前に
着物持っていらっしゃいな｣

と言ってくれたのだ







私も18なので化粧ぐらいはできる


でも私のする化粧はあくまで元の世界の流行り

のメイクな訳であってこっちの仕方とは少し

違うのだ



だからこれを機にこっちの化粧にも慣れて

おこうかなと言うわけなのだ











｢お妙ちゃーん来たよー！｣

妙｢はーい！｣


がらがら､と志村家の扉が開いて笑顔の

お妙ちゃんが出迎えてくれた




｢お邪魔します...！｣



新八くんは万事屋にいるから今は2人だけらしい






妙｢じゃあ早速着替えてくれるかしら！｣

うん､と返事をして着替えに行く











綺麗に畳まれた着物を着てからタイツを履く

帯も着けて銀ちゃんからもらったイヤリングも

つけて着替え完了









｢着替え終わったよ｣

お妙ちゃんの待つ部屋の襖を開けて入る



妙｢まぁ！！すごく綺麗だわAちゃん！！！｣


｢えへへ､ありがと｣




妙｢さ､お化粧しましょう｣

私を化粧台の前に座らせてお化粧を始める








妙｢んー色気を出したいならやっぱり赤よね...｣

そう言って赤のグロスを口に塗ってくれた






妙｢よし､完成！ふふ､すごく綺麗よ｣

微笑みながら言ってくれる




｢あ､お妙ちゃんヘアアイロン持ってる？｣



いつもなら家で軽く内巻きにして外へ出るん

だけど着替えるなら後がいいと思ってして

来なかったのだ





え､そんなの初めて知ったって？

だって言ったこと無かったもん←








妙｢ええあるわ､ちょっと待ってて｣


すぐに用意してくれた




｢ありがとう､少し借りるね｣




スイッチを押して設定温度になってから

慎重に巻いていく




(よしおっけい...)




妙｢Aちゃん上手ねぇ｣

｢んーいつもやってるからかな｣















時計を見ると10:39

銀ちゃんとの待ち合わせ時間は11時




そろそろでないと






｢ありがとうお妙ちゃん､これお礼に｣

渡したのはばーげんだっしゅ3個無料券




妙｢あらいいの？ありがとね｣




｢それじゃそろそろ行くね｣


妙｢頑張ってね！！｣

｢うんありがとう！！！｣







どきどきで待ち合わせ場所に向かった

なんで体重まで知ってんのォォォ！？→←お説教...？

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