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44 光ある命の聖地 ページ45

次の日


カミュ「ようイレブンやっと起きたか。」

イレブン「ご、ごめんね遅くなって…」

カミュ「お前は寝起き悪いから
今から起こそうとしたんだが、
そんな心配いらなかったか。」

イレブン「…君って優しいクセして
たまに痛いとこ突いてくるよね。」

そう言いながらイレブンは椅子に腰掛ける。


ベロニカ「じゃあ…話していいかしら?
…まあやっと聞いてもらう時が来たわね。
あたしたちの使命とイレブンの事について…」

セーニャ「大いなる闇…邪悪な神が
天より現れしとき光の紋章を
授かりし大樹の申し子が降臨す…

故郷に伝わる神話の一説ですわ。」


イレブン「光の紋章?もしかして…」

そう呟いたイレブンは手の痣を見た。


ベロニカ「そう、信じられないだろうけど…
イレブンはかつてその力で邪悪の神を倒し、
世界を救った勇者の生まれ変わりなの。」

イレブン「……」

ベロニカ「邪悪の神は倒されたはずなのに
何故勇者がこの世に生を受けたのか…
それはあたしたちにもわからない。

そこで真実を突き止めるためにイレブンと
ゆかりの深い命の大樹へ導く使者として
あたしたちが大抜擢されたってワケ。」


イレブン「命の大樹って…空に浮いてる
あの大きな樹のことだよね?」

セーニャ「はい。あの葉一枚一枚が
誰かの命と繋がっているのです。」

カミュ「ふーん、命の大樹か。そこに
行けばすべての謎が分かるんだな?
じゃあさっさと行こうぜ。」

ベロニカ「アンタって本当考え無しね。
命の大樹は空にあるのよ?そんな
簡単に行けると思ってんの?」

カミュ「はあっ?」

セーニャ「…かつて邪悪の神と戦った勇者様は
空を渡り、大樹から使命を授かったそうですが、
その記録も時の流れに埋もれてしまいました。」

カミュ「なんだよそれ…あんたらにも
わからないってことか?命の大樹ねえ…

うん?待てよ?何か分かるかもしれねえ。」


セーニャ「まあっ‼本当ですか⁉」

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設定タグ:ドラクエ11 , カミュ , 女主   
作品ジャンル:恋愛
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サクキラネ(プロフ) - 桃さん» 自分の中でカミュはどんな状況で何をするべきかをしっかり決断できる頼もしい存在という印象なのでそれを意識して書いていました。気づいてくれて嬉しいです!これからも頑張ります! (2017年11月13日 19時) (レス) id: b1266c93c1 (このIDを非表示/違反報告)
- 甘さと優しさを履き違えないカミュの強さ(覚悟)があの言葉から感じられて、なんだか凄く響きました。私の勝手な解釈ですいません(笑) 本当に大好きなお話なのでこれからも楽しみにしていますね♪ (2017年11月13日 10時) (レス) id: 8011a5496f (このIDを非表示/違反報告)
サクキラネ(プロフ) - 桃さん» 自分自身が考えたセリフにこんな嬉しい褒め言葉をもらえるとは思いませんでした!またミスや誤字脱字などありましたらぜひぜひよろしくお願いします! (2017年11月9日 20時) (レス) id: b1266c93c1 (このIDを非表示/違反報告)
- どういたしまして^^いつも楽しく読ませていただいてます♪特に神殿でのカミュの『次はもう〜』の言葉が印象的ですごく好きです!これからも応援しています(*^□^*) (2017年11月9日 17時) (レス) id: 8011a5496f (このIDを非表示/違反報告)
サクキラネ(プロフ) - 桃さん» 訂正ありがとうございます!かなり大事なシーンなのにミスしてすみませんでした! (2017年11月9日 6時) (レス) id: b1266c93c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクキラネ | 作成日時:2017年10月22日 14時

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