【銀魂】ア オ ハ ル。【沖田総悟】

考え中 ページ16

『……っへ？』




あまりの驚きで声が出てしまった




「どしたー？A」




『い、いや…』





どういう事だ…なんで沖田のスマホの
待ち受けがあたしなんだよ





どうしたらいい？…
率直になんで待ち受けにしてるの？
って言うべきか





だいたいそういうのってリア充が
するものじゃないの




などと考えてはみたものの答えが
出るはずもなく





ガチャ




「おー総悟！おかえりー！」




沖田が戻ってきた…





すると、さっきまで座っていた
あたしの前に座るわけだが、




沖田はおもむろに自分のスマホを取り
電源を付けたようだが




画面を開き待ち受けを見た瞬間
気のせいだろうか



…笑っていた





『んんんんんー？』



「何してんのA、次はあんた
だよ？」









ーー


あれから、カラオケも終わり
解散の流れとなっていた




あたしはさっきの待ち受けが気になり
すぎて全然遊べなかった気がするが






「お、にゃんにゃん帰り道一緒じゃん」




前で真希が土方くんと歩いている




「誰がにゃんにゃんだ！！」




『あれ？てか近藤くんと神楽は？』




「A知らなかったの！？
近藤くんはバイトで、神楽はお兄さんに
呼ばれたから途中で抜けたよ」




『…中原気づかなかった(裏声)』




「…途中からずっと何か考えてた
もんねェ」




沖田が隣から言った




いや君の事だよ…





「とりあえず総悟、中原送ってやれよ」



「じゃあねA！」




そう言って2人は歩いて行った





「……行くかィ」




あたし達は帰り道を歩き出した




特に何を話すわけでもなく
ただ黙々と





「…なぁ、」



『…ん？』




てっきり何も話さず終わると思っていたから
沖田から話しかけてくるとは
思わなかった




「カラオケ中、ずっと何考えてたんでィ」




『んー、ええっと』




言うべきか？言うべきなのか？


てかなんて言うの待ち受けあたしじゃーん
って？いやそれは…




考えすぎてあたしの頭は破裂していた



だからついこんな事を口走ってしまった






『みんなってスマホの待ち受けとか
何にしてるのかなーって…？』




そう言った瞬間、沖田は目を見開いて
驚いているようだった

真っ赤→←ん？？

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