【銀魂】沖田くんと彼女さん7

286.ただの茶番 ページ20

Aside


A「あれ？...ここにしまっておいたはずなんだけど...」


押入れの戸を全開にして明日のお見合いに着ていく着物を探す。主役はザキとたまさんだから黒いやつを着ていくつもりだ。

「Aさん。」


気まぐれでつけているラジオからは明日の天気予報が流れてくる。


どうやら明日は雷雨になるらしい。ここ最近はずっと晴れてたのに..急にどうしたんだろ？


「Aさん！」


それにしても懐石料理、楽しみだなぁ。


「いや、絶対聞こえてますよね！？」


A「聞こえてないってば。」


「聞こえてるじゃないですかァ！！」


部屋の外から声をかけているのはもちろんザキ。


A「どうしたの急に。」


山崎「どうしたも何もお見合いって..いったいどういうことですか！」


A「お見合いはお見合いだよ？」


山崎「そういうことじゃなくて..」


A「いいじゃん、ザキはたまさんのこと好きなんでしょ？んで、私は懐石料理が食べたい...もうお見合いするしかないじゃん。」


山崎「食べ物のことになると人が変わりますよね..」


A「えっ？」


山崎「何でもないデス..」

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