【銀魂】沖田くんと彼女さん6

269.好きにしろ ページ49

Aside

ボフンッ

今度はお姉ちゃんが煙に包まれてもとの姿に戻った。

沖田「俺を騙そうとするなんて百万年早かったねィ。」

桐谷「っ...すべてお見通しでしたか。でもこの十年間ただ刀を探していただけではないんですよ。着々と勢力を広げて来たのだから。」


土方「話してるところ悪いが外にいたお仲間さんならもういねーぞ。」

A「お兄ちゃん！」


がチャリと扉を開けて入って来たお兄ちゃん。
　

土方「これまた攘夷志士と手を組むとはいい度胸してるな。」

桐谷「まさか、あの人数を..」

土方「まあな。」
　

ヘタリとその場に崩れ落ちた桐谷。もう打つすべがないのだろう。

土方「A、コイツのことはお前に任せる。斬るなりとっ捕まえるなり好きにしろ。」

差し出される翠蘭華と手錠。

私がずっと望んで来たことが今日叶う。


迷うことなんかない、最初から決めていたから。



A「桐谷大貴、貴方を十年前の佐久間家放火事件の容疑者および窃盗、誘拐、攘夷志士との密通の容疑で逮捕します。」


カチャッと手錠をかける音だけがその場に響いていた。

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