【銀魂】沖田くんと彼女さん4

番外編　旅館にて。 ページ49

沖田side

これは温泉街から、旅館に帰ってきたときのちょっとした出来事。

足湯に浸かっていたとき、俺も女子グループの会話を聞いていた。もちろんそれにAが反応したことも気づいていた。

何も気づかないフリをしていればあまりにも可愛い反応が帰ってきたので驚く。Aのヤキモチとか可愛すぎだろィ。

あいかわらずAは気づいていないが、周りにいる男からの視線を集めている。そいつらにAが俺のものだって見せつけたくなった。

まァさすがに人前でしかも人混みでキスなんかしたらあとでAに何言われるかわからないので部屋に帰ってから堪能することにした。


てことで部屋に帰ってきたのはいいもののAとキスの攻防戦中。俺が迫ればAが全力で押し返してくるのできりがない。

迫ると見せかけて全く力を加えなければ勢い余って倒れ込んでくるA。

ドサッ

A「うわぁ、ご、ごめん。っんん〜」

Aが俺を押し倒すような形になって、どこうとするが引き寄せてキスをした。

コンコン

仲居「失礼します。夕食の準備に...失礼しました。」

ピシャリと閉められる扉。バッチリ仲居さんにキスシーンを見られた。

A「うああぁぁぁぁ！み、見られたッ。これじゃあ私が総悟に迫ってるみたいじゃん！」

沖田「あっ、入ってきてもらってだじょうぶです。」

A「えっ、えっ！」

再びガラリと扉が開いて仲居さんが食事を運ぶ。俺は起き上がってAを抱きしめ頭を撫でる。動揺していて可愛い。

Aが食事中、俺と目を合わせることはなかった。

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