【銀魂】沖田くんと彼女さん4

176.ロマンチスト ページ43

Aside


女性「あら、あなたのリボン、縁結びリボンじゃない？」

私の髪を結い上げているリボンを指さしながら言う女性。

A「そうです。よくご存知ですね。」

女性「ご存知もなにも私はリボンを売っている店の店員だもの。」

どうやら彼女はあのデパートの店員さんらしい。

女性「もしかして彼氏からのプレゼント？貰ったとき髪結んでもらった？」

A「は、はい。」

女性「愛されてるわねぇ〜」

A「そ、そうですかね。」

女性「えっ、あなたこのリボンのジンクス知らないの？」

A「ジンクス？」

女性「このリボンはね、彼氏が彼女にプレゼントするときに髪を結んであげると二人は永遠に結ばれるって言うジンクスがあるの。」

A「えっ...し、知らなかったです。」

女性「ちゃんと売るときに殿方には説明してるから彼は知ってるはずよ〜」

ふふふと笑いながら私の反応を楽しんでいる店員さん。総悟って意外とロマンチストなんだなぁ。

女性「あら、あなた顔真っ赤よ、のぼせる前に出たほうがいいんじゃない？」

A「そうですね。お先に失礼します。」

女性「いえいえ、私も話し込んじゃってごめんなさいね。彼氏さんとお幸せに〜」

永遠に結ばれるかぁ、うん。やっぱり今日は頑張ってみようかな。

なんて覚悟を決めて脱衣所にむかった。

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