167.奇跡じゃなくて ページ34
沖田side
しばらく待っていれば部屋に戻ってきたA。
A「総悟、ちゃんと返事してきたよ。」
沖田「よくできやした...ところで、」
優しく頭撫でてやりながら近くにある布団を指さす。ドSな俺がコレを見逃す訳がねェ。
沖田「コレは一体どういうことか説明してもらいやしょうか。」
問えば明らかに動揺し始めるA。ヒョイッとクシャクシャになったYシャツを差し出せば顔を真っ赤にして俯く。
A「それは、その...」
ゴニョゴニョと言葉を濁らせているAの顎をクイッと持ち上げてまじまじと見る。
沖田「はっきり言わないとわかりやせんよ?」
まァほんとは知ってるんだけどねィ。
A「〜っ、電話したらなんか寂しくなってきちゃって、わっ、Yシャツぎゅってしながら寝てたの...」
恥ずかしさのあまり涙目になっている。素でこんな事してくるAはホントにズルい。
沖田「キス...してもいいかィ」
A「っ?!いやって言ってもするくせに!」
沖田「そうだねィ。」
チュッと唇を重ねてAの唇を気の済むまで堪能したあと、Aが抱きついてきた。
A「...好きな人と恋人になったり、キスしたりできるのって奇跡だよね。」
沖田「...どうしたんでィ、急に。」
A「亮太君と話して思ったの、好きな人が自分を好きになってくれるって奇跡だなぁって、だからね総悟、私を好きになってくれてありがとう。」
沖田「奇跡なんかじゃねェよ、俺とAがこうやって付き合ってんのは運命ってやつでィ。だから心配しなくてもこれからもずっと一緒でさァ」
言っておいてなんだが俺らしくないセリフだなと思う。けど全て本心だ。
A「ふふ、なんだか総悟じゃないみたい。けど、凄く嬉しい。」
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千穂(プロフ) - ぽんずさん» めっ、女神様がいる?!ほんとにありがとうございます。嬉しいです! (2020年7月9日 20時) (レス) id: 11db0d2403 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁ!!なにこれ!?おもしろすぎる!!!愛をあげます!!太平洋並の愛をプレゼントします!!!! (2020年7月9日 19時) (レス) id: 74706c5679 (このIDを非表示/違反報告)
千穂(プロフ) - ぽんずさん» えっ、めっちゃ嬉しい。私も好きですよ。ぽんずさんの愛で更新頑張りますね(笑) (2020年7月5日 15時) (レス) id: 11db0d2403 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - え、すき。大好き。←ただただ愛を伝えたいだけ 更新頑張ってください!! (2020年7月5日 13時) (レス) id: 74706c5679 (このIDを非表示/違反報告)
千穂(プロフ) - たけさん» コメントありがとうございます。これからも色々なお話を書いていくのでお楽しみに! (2020年7月4日 10時) (レス) id: 11db0d2403 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千穂 | 作成日時:2020年6月18日 13時