【銀魂】沖田くんと彼女さん３

97.それぞれの心配 ページ9

Aside


お兄ちゃんが部屋に入ってきたことで総悟の私を抱きしめていた力がゆるんだ隙に逃げ出した。


土方「おい、A？！どこ行くんだ？」


A「私、みかん探すから！」


ドタドタと音をたてながら慌てて部屋から飛び出してった。


A「(〜っ／／／お兄ちゃんに見られたぁ、すっごく恥ずかしい！！)」



屯所内をくまなく探したけど見つからないみかん。


A「(まさか外に.....)」


猫はとっても気まぐれだ。外に出て行ったとしてもおかしくない。けど怪我とか何か事件に巻き込まれてないかとか心配なものは心配なのである。


A「(総悟も同じ気持ちだったのかな。)」


外を探そうと門のところに来ると、みかんがこちらに向かって歩いてきた。


みかん「にゃー」

ただいまとでも言うかのように鳴いている。とくに怪我とかもなさそうだ。よかった。

おかえりと言って抱き上げて部屋へと連れて行った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
沖田side


土方さんが来てからAがものすごい勢いで逃げて行った。


沖田「あーあ、土方のおかげで逃げられちまいやした。」


土方「逃げられちまいやした。じゃねーよ！仕事中になにやってんだお前は！」


沖田「仕事中じゃなければいいんですかィ。」


土方「そういう問題じゃねェ。」


沖田「それよりいいんですかィ。」


土方「何がだ？」


沖田「Aのことでさァ。討ち入りのとき俺らがそばにいてやれないんですぜ。」


土方「あぁ、そうだな。でも、Aの強さは俺らが一番知ってるだろ。勿論、俺だって心配だ。それと同時にAには自分の信念を貫いて欲しいと思うんだよ。」


沖田「そうですねィ。」

98.作戦開始→←96.お決まりの

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す