【銀魂】沖田くんと彼女さん３

131.あのね ページ43

Aside


A「.....ぅん.....ん？」

目を覚ませば、布団のなか、しかも目の前には総悟の綺麗な寝顔....私の身体はしっかりと総悟の腕によってホールドされている。辺りが暗いからたぶんまだ夜だ。

A「(そっか、私あのあと寝ちゃったんだ....総悟がここまで運んでくれたのかな。)」


泣いている総悟を見るのは初めてだった。私は昔、家族を失ってるから総悟の気持ちは痛いほどわかる。今度は私が総悟に寄り添う番だ。


寝ている総悟にぎゅっと抱きつく。

A「あのね、総悟には私がいるからね...だから一人じゃないよ、私ずっと総悟の隣にいるから、いつでも頼ってね、たまには甘えたっていいんだよ。私どんな総悟でも大好きだもん....って、聞こえてないか。」

言いたいこと全部言ったら疲れがたまっているからか、再び睡魔に襲われてくる。。総悟の体温を感じながら私は再び眠りについた。

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沖田side


沖田「....はぁ.....」

俺に抱きつきながらすやすやと眠っているA。なんでため息をついているかっつーとまさに、この無防備な彼女のせいである。


実はAが一度起きたときに俺も目が覚めたのである。ただ、なんとなく狸寝入りをしていたらAはとんでもなく素直になったのだ。

沖田「(あァ、マジで可愛すぎでィ。)」

姉上、俺ァ幸せもんでさァ、三人の悪友だけじゃなくてとんでもなく可愛い彼女まで得られたんだ。


沖田「俺だってお前から絶対離れたりなんかしやせんよ。Aが俺の隣を望む限り、ずっとそばにいまさァ。まぁ、嫌がっても離す気なんかねェけど。」

最後にAのおでこにチュッとキスして俺も眠りについた。

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