29.幸せ ページ30
Aside
箱を開けてみたら私が欲しいと思っていたリボンが入っていた。
まさか総悟がプレゼントをくれるなんて思ってもいなかったから驚いたし、それよりも凄く嬉しい。
A「えっ、どうして、これっ...」
驚きのあまり何をいっていいか分からなくなってしまった。そんな私とは裏腹に総悟はいつものポーカーフェイスでこう答えた。
沖田「俺からの就職祝いでィ。」
なんとなく嘘だなと思った。きっと総悟は私がこのリボンを気にしていたことに気づいていたんだと思う。それにしてもこんなにサラッとプレゼントなんてできてしまうものなのだろうか。
A「(あぁーもう、ほんとに私の彼氏はズルいよ)凄く嬉しい...これ今つけてもいい？」
沖田「なら俺がやってやらぁ。」
と言って私の手からリボンをとり、結んでくれた。
A「(幸せだなぁ。)」
こんなに幸せな気持ちになっていいのだろうか。好きな人と一緒に出掛けて、食事して、手を繋いで帰る....周りからしたら普通のことかもしれないけれど、私にとっては総悟といる時間どれもが幸せでかけがいのないものだ。
沖田「ほら、できやしたよ。」
結び終わって総悟が手を離したと同時に抱きついて総悟の顔を見上げる。
A「総悟、ありがとう。大好き。」
すると優しくぎゅっと抱きしめ返して耳元で囁かれた。
沖田「...俺ァ愛してらァ。」
A「....へっ..／／／」
沖田「ほら、そろそろ帰りやすよ。」
A「／／...うん。／／／」
オレンジ色の太陽が沈みかけ、月が顔を出し始めたころ、二人で手を繋いで仲良く帰った。
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千穂(プロフ) - ゆきさん» 感想ありがとうございます！応援して貰えると凄く励みになります。これからも更新頑張ります！ (2020年2月28日 14時) (
レス) id: d8b565e962 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初コメ失礼しますっ！ いやぁ、この小説おもしろいですね。 つい、はまってしまいました(笑) いつも更新楽しみにしてます！ 頑張ってください！ (2020年2月26日 23時) (レス) id: ecf57c3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千穂 | 作成日時：2020年1月18日 16時
