23.リボン ページ24
沖田side
さっさと万事屋とわかれてデパートまでやって来た。初めてデパートにきたAは目をキラキラと輝かせながら、辺りを見渡していた。
このデパートは５階建てで、一階がアクセサリー、二階がレディース、三階がメンズ、四階が生活用品・家具、五階がレストランとないっている。
つまり俺らの目的は四階という事でさぁ。
エレベーターがくるのを待っているとAがアクセサリーショップをじっと見ていた。俺もAが見ている方に視線をやると、そこには様々な種類のリボンが売られていた。
沢山あるリボンのなかでもお店のイチオシなのか「縁結びリボン」とデカデカと宣伝されていた。どうやら自然にほどけることのないリボンらしい。
沖田「(そーいや昔ほどけないリボンがあったらいいのにーとか言ってたねィ。)」
昔からAは稽古の時は必ずリボンで髪を結いあげていた。憧れである兄(土方)の真似をしていたのだ。
沖田「(あとで買ってやるかねィ。)」
Aは普段からあまりわがままを言わない。自分のことは後回しにしてしまいがちな性格だ。だからデパートなんかで売っているリボンが欲しいだとか絶対に言わないだろう。
A「あっ、エレベーターきたよ。行こう総悟。」
ほらねィ。さっきからずっと見てたのに一言も口に出しやしない。もちろん顔にも....
そういう周りに気を使えるところも好きだけどもう少し、わがまま言ってくれると嬉しいんだけどねィ。
俺たちはエレベーターに乗って四階へむかった。
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千穂(プロフ) - ゆきさん» 感想ありがとうございます！応援して貰えると凄く励みになります。これからも更新頑張ります！ (2020年2月28日 14時) (
レス) id: d8b565e962 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初コメ失礼しますっ！ いやぁ、この小説おもしろいですね。 つい、はまってしまいました(笑) いつも更新楽しみにしてます！ 頑張ってください！ (2020年2月26日 23時) (レス) id: ecf57c3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千穂 | 作成日時：2020年1月18日 16時
