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「はぁ……」

今日は散々だった。

ため息を吐き、家の中に入る。

遅刻はほぼ毎日してるから、先生の説教も聞き流せたけど…

まさか今日、
提出する宿題があるとは思わなかったよ!

あ、やっぱり普通に机の上に置いたままだよ!

遅刻はするし、色々忘れるしで今日の先生の眉間の皺はやばかったなぁ。

何で遅刻したんだっけ……目覚まし点けてた気がするのだが。


「あぁ!」

そうだ、ドストさんからのラインで起きたんだった。

不運続きで忘れていた。

ラインの内容を思い出し、煮干しを入れた小袋を
ひっ掴んで家を飛び出した。



海岸に着くといつものベンチには
ドストさん、ではなくニャーちゃんが座っていた。

その青い目はじっーと小袋を見つめている。

「ニャーちゃん!」

周りに誰かいないかと見渡しながら、煮干しを地面に出す。

まだドストさんは来ていないらしい。

遅れてないで良かった、と安堵し
煮干しをどんどん食べていくニャーちゃんを撫でる。

待っている時間はニャーちゃんと遊んでいよう。

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作者名:わたあめ信者。 | 作者ホームページ:http://wataame  
作成日時:2023年1月20日 20時

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