09頁目― ページ9
「はぁ……」
今日は散々だった。
ため息を吐き、家の中に入る。
遅刻はほぼ毎日してるから、先生の説教も聞き流せたけど…
まさか今日、
提出する宿題があるとは思わなかったよ!
あ、やっぱり普通に机の上に置いたままだよ!
遅刻はするし、色々忘れるしで今日の先生の眉間の皺はやばかったなぁ。
何で遅刻したんだっけ……目覚まし点けてた気がするのだが。
「あぁ!」
そうだ、ドストさんからのラインで起きたんだった。
不運続きで忘れていた。
ラインの内容を思い出し、煮干しを入れた小袋を
ひっ掴んで家を飛び出した。
海岸に着くといつものベンチには
ドストさん、ではなくニャーちゃんが座っていた。
その青い目はじっーと小袋を見つめている。
「ニャーちゃん!」
周りに誰かいないかと見渡しながら、煮干しを地面に出す。
まだドストさんは来ていないらしい。
遅れてないで良かった、と安堵し
煮干しをどんどん食べていくニャーちゃんを撫でる。
待っている時間はニャーちゃんと遊んでいよう。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←08頁目―
77人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わたあめ信者。 | 作者ホームページ:http://wataame
作成日時:2023年1月20日 20時