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目覚ましで起きて、二度寝して、
言い訳考えながら走って、学校で友達と会話。
そして鼻歌しながら家に帰る。
そんな日常の中で、私には“密かな楽しみ”があった。
·
「また明日〜!」
高校からの帰り道を少し外れ、潮の匂いのする方に歩いていく。
少し進むと波打つ
海岸に幾つも並んでいるベンチの一つに
鞄を放り投げてから自分も座り込む。
鞄の中に手を突っ込み、小さなビニール袋を取り出して
中の煮干しを足元に置く。
愛くるしい鳴き声が近付いてきた。
煮干しに一直線に走りだし嬉しそうに食べ出す。
可愛い。
この辺に一匹で
野良猫なので当然警戒心が強くて最初は全く近付いて来なかったが、
ほとんど毎日来ているとやっと近付いてきてくれたのだ。
今では触らせてくれる程懐いてくれている。
前、膝の上に乗られた時
私は一瞬昇天しても可笑しくなかった。
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作者名:わたあめ信者。 | 作者ホームページ:http://wataame
作成日時:2023年1月20日 20時