若き星は光る 3試合目

責任 #44 ページ3

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佐「A、久しぶり」




『ご無沙汰してます』



俺が佐野さんに会ったのは年が明け、実家から横浜に帰ってきた時。


偶然街中で会い、そのまま喫茶店に入ることに。






『キャプテン任命、あとご結婚ですね。おめでとうございます！』



席に着きそう言うと、佐野さんは驚いたように目を見開いたがすぐに照れくさそうに笑った。





佐「ありがとう。俺なんかが新キャプテンでいいのかな笑」



窓辺に視線を移しながら佐野さんはそう呟いた。その顔に不安の色が見える。







『全部の責任を負う必要はないと思います。いつも通り明るい佐野さんでいてくれるだけで、きっと大丈夫ですよ。俺はどんなあなたでもついて行きます。』



微笑みながら伝えると、佐野さんは俺を見て固まってしまった。




しばらく目の前で手をぶんぶんと振り、『おーい。佐野さーん？』と声をかけると気がついたようだった。





佐「あー、えっとそうだね。うん。」



佐野さんの声は段々と小さくなっていく。しかし、それと反比例して彼の頬に赤みが差していく。





『？』



状況が把握出来ていないので首を傾げると、佐野さんは慌てたように「えっとね、、」と呟いた。






佐「その、はっきり言ってくれるのは嬉しいんだけど、、 ちょっと照れるって言うか恥ずかしいんだよね、、、」




『、、、思ったことを言った迄ですけど！？！？』←




佐「あーうん！！！それはわかってるよぉ！？！？」←



二人でそう言い合った後、目を合わせて笑を零した。






佐「ははっ。ありがとうA。俺頑張るよ！」



そう言いながら、佐野さんは拳を差し出した。





『はい。頼りにしてますよ、キャプテン。』



俺も拳を握り、コツンと合わせた。









新キャプテンのちょっとした弱音。









かなり前ですが、祝！！佐野くん新キャプテン！！！！！


というわけでー、お話を書かせていただきました！！！




いつも明るい佐野くんの弱い部分(不安？)みたいなのを目指して書きました！！







次は新外国人、オースティンとのお話が書きたいです←


会話全部英語とかしんど、、、
でもこの前の試合の2打席連続ホームランが凄かったので、出来れば挑戦したいと思います！




※今はキャンプ中なので、なるべくリクエストはベイスターズの方がありがたいです！！お願いします！！！

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