嫉妬 #1 続 ページ11
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気づけば試合は終わりを迎えていた
結局、将志さんとは会話もしないし目も合わせなかった
やっぱり光さんの言葉は励ましに過ぎなかったんや
ぱっぱと着替え、片付けを終わらせてロッカーを出た
「A!!!」
背後から聞こえたのは、ずっとずっと聞きたかった彼の声
『将志さん、』
俺の為に走って来てくれたんだ
軽く上下する肩、あまり整っていない格好、肩からズレ落ちているリュック…一目見てそう感じた
桑「なんで今日俺の事避けてたん?」
その声は少し怒りを含んでいるようで、空気がピリついた
『俺、嫉妬してたんです。ロッカーで梶谷さんと楽しそうに話してるの見て』
俺がそう呟くと、将志さんはすれ違った時と同じように目を見開いた
『俺といる時よりも、笑ってて楽しそうやなって』
桑「A」
『ごめんなさい。大人になって嫉妬なんて子供っぽいですよね』
桑「A」
『重いですよね、迷惑ですよね』
桑「…A」
こんな自分が惨めに思えて、ぼやけて見える将志さんから目を逸らした
すると、将志さんは指で俺の目尻をなぞった
涙で濡れる将志さんの指
それを思わず俺はキュッと握ってしまった
____彼から離れたくない
『ごめんなさいっ、…我儘ですよね、……』
思わず将志さんに目を向けると、彼は優しく微笑んでいた
桑「なあ、A。俺今むっちゃ嬉しいねん」
そう言った後、俺のことをふわっと抱きしめる
爽やかだけど優しい俺の大好きな香りが鼻をかすめる
桑「俺のことそんなに好きって思ってくれてて」
桑「悲しませてごめんな。俺、Aのこと好きすぎて緊張しちゃうんよ、」
そうやって期待させないで
桑「でも、俺は」
そうやって俺を喜ばせないで
桑「Aのこと、愛してるで」
『俺もっ、…愛してますっ!』
ずっと待ってた言葉
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久しぶりの更新失礼します( ¨̮ )
やっと開幕しましたね!!!!!!!
負け続けとか言わないで(((
桑原(選手)はプロ野球を見て一番最初に好きになった選手で、今も1番大好きな選手なので開幕祝い(?)に書きました!!
今年もハマの一番星を応援し続けます★
またちょこちょこ更新出来たらと思います!!
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にゃあ - 第一志望、合格、おめでとうございます。これからも更新待っていますので、書けるようになったら、といいますか…。とにかく、楽しみにしています。 (2020年3月16日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 日ハム!ありがとうございますm(_ _)m (2020年3月16日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 三嶋投手!作者様ありがとうございますm(_ _)m (2020年3月16日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 数日で作っていただけるなんてっ!(>ω<) ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2020年2月25日 0時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 今永選手、ありがとうございます。「ハマのエースはどエース(ドS)」。面白かったです(笑) (2020年2月25日 0時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りあ。 | 作成日時:2020年2月16日 18時