23話 ページ31
『もしもし、、楠本さん?』
楠「Aか。どしたん?」
楠本さんは2コール目くらいで出てくれた。今日は帰らない、ということを伝えると
楠「わかった。気をつけてな。寮長には伝えとくわ!」
と楠本さんは言った。僕はお礼を伝え、着替えを持ってお風呂場へ向かった。
・
・
『ふう、、さっぱりした!』
桑原さんが風邪をひかないようにと、僕は早めにお風呂をあがった。
Tシャツは短パンが見えないくらいダボダボだが、貸してもらえるだけありがたいや。
『桑原さん、いまあがりました!』
桑「おー、りょーかっ、、い、、、」
声をかけて振り向いた桑原さんは、顔を真っ赤に染めて僕を見た。やっぱTシャツ変かな、、
桑「ゔ〜、、あぁぁ、、、」
桑原さんはというと、ソファに顔を填めて唸っている。僕は全く状況が理解できないのだけれど。←
『あの、、桑原さん?風邪ひいちゃいますよ?』
桑「あぁ、、せやな。入ってくるわ、、」
桑原さんはそう言って、部屋を出ていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桑原side
思っていたよりも早くあがってきたA。
『桑原さん、いまあがりました!』
桑「おー、りょーかっ、、い、、、」
Aに声をかけられたから振り返ると、そこには俺の貸したTシャツを可愛く着こなすAが。
しかも髪はまだ少し濡れていて、頬もほんのり赤く色っぽい。
桑「ゔ〜、、あぁぁ、、、」
自分の理性を押さえつけながら、ソファに顔を填めた。これは俺へのAとお泊まりするための試練やな。
彼シャツってこんな気持ちなんやな。俺、今晩耐えられる自信が無くなってきたわー、、
『あの、、桑原さん?風邪ひいちゃいますよ?』
しばらく悶えていると、心配そうなAの声が頭上から聞こえた。「あぁ、、せやな。入ってくるわ、、」と答えて着替えを持ち、部屋を出た。
まだ微かに熱い頬を触りながら、風呂場へ向かった。朝まで耐えればいいだけや。頑張れ俺。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
楠本side
突然Aから電話がかかってきたと思えば、"今日は帰らない"との事。
初めてAから連絡が来た俺はドキドキしていたが、その言葉を聞いて少しだけモヤッとした。
泊まる?でも市内だろうしホテルではなさそう。だとしたら誰かの家?誰の?
その晩、俺はAに悩まされ続けた。
100人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りあ。(プロフ) - にゃあさん» 返信遅くなってすみません!!にゃあさんありがとうございます!!! (2019年11月6日 13時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 応援します! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - れいさん» 私もです!!笑 来シーズンも康晃ジャンプを楽しみにしてます!!! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
れい - いつも康晃ジャンプできるか楽しみにしながら試合見てます(笑) (2019年10月22日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - 近藤選手も翔さんもすごくいい選手ですよね!康晃ジャンプは勝ってても負けててもノリノリになれるので好きです!是非一緒にジャンプしちゃってください!笑 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りあ。 | 作成日時:2019年8月22日 12時