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6話 ページ8

しばらく素振りをしたので休憩することにした。


『ふー、、疲れた。』

水分をとりながら端に寄って休憩していると、
投手、捕手の人達が練習しているのが見えた。


そこをぼーっと見ていると目の前に突然顔が現れた。


『わっ!!』

驚いて声をあげると現れた本人もびっくりしていた。そっちも驚くんかいっなんて内心ツッコんだのは内緒。


『えっと、、なんですか? 裕季也さん、、?」


僕を驚かしたのは伊藤裕季也さん。同い年だけど一応話すのは初めてなので敬語で話す。


裕「疲れてそうだな〜って思って。あっ、同い年だし、敬語じゃなくて全然大丈夫。」



裕季也は僕の隣に座って「疲れたー。」と呟いた。


『裕季也もバッティング練習してたの?』

と僕が言うと裕季也は首を横に振った。

裕「んーん。守備練。俺守備下手くそなんだよね、、」

裕季也は「二軍でもエラーばっかしてたし、、」と言って口をとんがらせた。


『でも、きっと一生懸命やってるなら。いつかは絶対上手くなるよ。大丈夫。』


努力は人を裏切らないって言うしね笑 と付け足して言うと、裕季也は少し笑った顔で「そうだな。」と言った。


ペットボトルに残っていた少量の水を飲み干し、
次はなんの練習をしようか考える。


守備もまだ慣れていないところがあるし、バッティングの技術も磨きたい。どうしよう。



そんな悩む僕を見ていた裕季也は


裕「Aも無理しないで。」


と言った。監督と言い裕季也と言い、ベイスターズはエスパーが多いのだろうか。



『僕って考えてることわかりやすい?』


裕季也にそう聞くと笑いながら「うん笑笑」と答えた。


裕「なんか悩んでるって感じの顔してる笑」

裕季也は僕の顔を穴が空くんじゃないかってくらい見つめながら言う。


『なっ、、何、、?//』

堪らず目を逸らすとグイッと顔を掴まれ、裕季也の方に無理やり向けられる。


裕季也と視線が交わり、先程より顔が熱くなる。




裕「もっと、、Aの色んな顔みてみたい。」



と裕季也は爽やかな笑顔で言った。



なんだコイツ、、 僕がムスッと顔を顰めると、「可愛いっ。」と言って手を離した。

よくこんな他の人がいる前でできるな。
大和さんも裕季也も天然タラシなのだろうか。



『あーー、もう。僕は練習に戻るからね!』

とりあえずこの場を離れたかったから、バットを持って練習場に再び向かった。









裕「あーーー、、、可愛いすぎでしょ。」

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りあ。(プロフ) - にゃあさん» 返信遅くなってすみません!!にゃあさんありがとうございます!!! (2019年11月6日 13時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 応援します! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - れいさん» 私もです!!笑 来シーズンも康晃ジャンプを楽しみにしてます!!! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
れい - いつも康晃ジャンプできるか楽しみにしながら試合見てます(笑) (2019年10月22日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - 近藤選手も翔さんもすごくいい選手ですよね!康晃ジャンプは勝ってても負けててもノリノリになれるので好きです!是非一緒にジャンプしちゃってください!笑 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ。 | 作成日時:2019年8月22日 12時

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