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5話 ページ7

佐野side
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『あの、なにか変なところありますか?』

最近入団してきたA。綺麗な顔立ちしてて、スタイルもすらっとしてる。


そんな彼の素振りを思わず見入ってしまった。

佐「あっ。いや、綺麗なフォームだなって思って、、」

もちろんフォームも綺麗だけど、Aから放たれるオーラとか他にも色々理由がある。



『えっ。あっ、ありがとうございます!』



ヘラっと笑ったAは凄く輝いて見えて。
自分の顔が少し熱くなるのを感じた。恥ずかしっ。


『そんなこと言われたこと無かったんで、、嬉しいです。』


やば。俺が初めて貰っちゃった。別に意味深な訳じゃなくって。

再び素振りを始めるAは先程俺と喋っている雰囲気とは違って、かっこよさが溢れている。

色々考えながら俺も素振りを再開しようと思っていたら


柴「あれ?もしかして噂の彼?」

と言いながら柴田さんが僕の隣に来た。

佐「ええ。凄い良いスイングするんですよ。」

柴「へ〜。さっき守備のほうをちょっと見てたんだけどA、かなり上手い。」

バッティングだけでなく守備まで。完璧すぎなんではないかと思ってしまった。


柴「でも俺と同じくらいの身長の人が増えて安心したよ〜笑」


なんて言いながら笑う柴田さんと真剣な表情で素振りをするAを見比べると、大体同じくらいの大きさ。


佐「ほんとだ。良かったですね!」

と言うと「嫌味なの?笑」と怒られた。



そんな会話に気づいたAはバットを置いて寄ってきた。

『柴田さんですよね?』

と言うと柴田さんは「俺の事知ってたの!?」と嬉しそうに目を輝かせていた。、、、子供?

そんな柴田さんに対して『もちろんですよ。』とニコニコ話すAを見て、少しもやっとした。



なんだろう。こんな感情は初めてで。

彼が他の人に笑顔を振りまいて楽しそうにしていると、なんだか嫌だと感じるしイライラする。



そんな俺を見てAは心配したように、
『大丈夫ですか?』と声をかけてくれた。柴田さんも「恵太、どうしたん?」と言ってくれた。


佐「いや、なんでもないです。」

咄嗟に作った作り笑顔で答えるとAは
『そうですか、、』と言った。



柴「あっ!!A、後で連絡先教えてよ!LINEとか。」


『もちろん!いいですよ。』

快く了承したA。

佐「俺にも!教えて!!」


誰にも負けたくない。そう思う俺は君にベタ惚れなんだろうな。

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りあ。(プロフ) - にゃあさん» 返信遅くなってすみません!!にゃあさんありがとうございます!!! (2019年11月6日 13時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 応援します! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - れいさん» 私もです!!笑 来シーズンも康晃ジャンプを楽しみにしてます!!! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
れい - いつも康晃ジャンプできるか楽しみにしながら試合見てます(笑) (2019年10月22日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - 近藤選手も翔さんもすごくいい選手ですよね!康晃ジャンプは勝ってても負けててもノリノリになれるので好きです!是非一緒にジャンプしちゃってください!笑 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ。 | 作成日時:2019年8月22日 12時

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