七夕 ページ48
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ワイワイ ガヤガヤ
「ひゃ〜! 人が多いね〜。なにかあるのかな?」
晃「さあ?」
男「今日は七夕ということで! 短冊に願いを書いてみませんかー!?」
「あ! 今日って七夕だったのか!」
晃「願いを書くって、子供やないんやしそんなんやる人おらん」
「面白そう! やろうよ!!」
晃「……おった。」
カキカキ カキカキ
「…よし、書けた!! 晃一は書けた?」
晃「とっくに書けてるわ。それにしてもめっちゃ書くの遅かったな。」
「なに書こうか迷ってたから! さ! 飾りに行こう!」
晃「ふーん。なんて書いたん?」
「……美味しいものいっぱい食べられますように。」
晃「アヒャヒャヒャ! そんなんやったら太るでー?」
「うるさいな! じゃあ晃一はなんて書いたんだよ!」
晃「……美味しいもん腹いっぱい食べれますように。」
「一緒じゃねぇか!!! 人のこと言えねぇよ!!」
晃「あーもー! ごちゃごちゃ言っとらんとさっさと行くで!!」
「へーい!」
晃「…ん、出来た! 琴音帰んでー。」
「はーい……」
「(ほんとにああ書いたのかな? こっそり見よ!)」
「晃一のは……あった!……!」
晃「来んの遅かったけど、なにしとったん?」
「んー? やっぱ同じだな〜って思ってただけ!」
晃「???」
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『晃一とずっと一緒にいれますように。 桜木 琴音』
『琴音とずっと一緒におれますように。 吉野 晃一』
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作者名:ベーコン x他1人 | 作成日時:2017年4月1日 12時