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" そいつはきっと 審神者 だ "
その言葉に声も出ず、ただ三日月を見つめていたら
ゆっくり襖が開いた。
顔を上げた先には鶴丸が居て、鶴丸の表情はいつになく真剣な顔だった。
鶴丸「 盗み聞きするつもりは無かったんだが、すまんな 」
鶴丸はそのまま部屋に入ると、私と向かい合って座っている三日月の隣に腰掛けた。
鶴丸「 やはり三日月も気付いてたか。そいつが 審神者だ って ＿＿＿＿ 」
三日月「 いや 、 もしかしたら他のヤツらも気付いてるかもしれんな 」
『 え ＿＿＿＿ 』
周りの皆も気付いてた ＿＿＿＿ ？
真剣な表情の2人を交互に見る。
外では激しい雨が降っているが、その雨音は耳には入らない。
..
鶴丸「 霊力で分かったんだ、審神者だって 」
『 霊力.. 』
三日月「 ああ、届け物を届けに来る奴だったり、政府の奴らには無い。審神者だけが持つ霊力だ。 」
鶴丸「 昨日清光達ももちろん感じただろうが、短刀達と部屋で遊び相手になっていた俺でも感じるくらいには強かったな。
もしかしたら ＿＿＿＿ と思ったけど
夕餉に見たAの顔を見たらなかなか言えなくてな。 」
そう言って困ったように笑うと、目を伏せる鶴丸。
『 審神者だとしても、連絡が来るはずじゃ..？ 』
そう問うた私の質問に眉を寄せた鶴丸はゆっくり答える。
鶴丸「 いや、霊力が強ければここへ来るのにも気配を消せるだろう。結界でも自分の周りに張っとけばな..
俺達が感じた気配は一瞬だ。清光達が帰ってきた事に驚いて結界が緩んだのかもしれない。 」
目の前の2人を見て心が痛む。
昨日私が食欲無くてずっと不安だった時にも、
他の刀剣達は知っていて、それでも賑やかに振舞おうとしていたのかもしれない。
自分だけだと思っていた私が馬鹿みたいだ。
『 ごめんなさい .. 』
無意識に謝罪の言葉が出ると、鶴丸は悲しそうな表情で私を見る。
鶴丸「 A..
俺も行かせてくれ。練度の低い短刀はもう一人いるだろ、そいつと交代で俺が行く。 」
その声は力強くて、何かを決意したような顔だった。
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続く (更新停止中)
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僕はナイスな椅子っすー - 楽しみに待ってます…(・ω・｀) (2017年6月7日 17時) (
レス) id: 6091177637 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ - 続きが気になって仕方ないので更新頑張ってください！応援してます>< (2016年5月26日 22時) (レス) id: 8b2be2477c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん(プロフ) - すっごく面白いです！続きが楽しみで仕方がありません！！更新がんばって下さい！ (2016年4月28日 11時) (レス) id: 6aa5d30bb1 (このIDを非表示/違反報告)
白炎龍 - とても面白かったです。読んでて心臓がドキドキしました！ (2016年4月9日 0時) (レス) id: b9af3288cc (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - 零崎 悠樹さん» そう言って頂けて嬉しいです(；＿；)ありがとうございます。頑張ります！！(；＿；) (2016年4月4日 18時) (レス) id: 11222f55be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙季 | 作成日時：2016年3月21日 1時
