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三日月が言った言葉の意味が理解出来なくて首を傾げていると、さっきから黙っていた鶴丸が立ち上がる。





鶴丸「 まあ...今は今だ。



Aも色々と疲れただろう、今日はもうお開きとしようか 」





付けていた腕時計を見れば、月見を始めてからもうかれこれ3時間は経っていた。

それに驚いてバッと立ち上がると、3人の前で頭を下げる。







『 すいません、私の話ばかりで・・っ!




あの、今度は、ぜひ...皆さんのお話を聞かせて下さい 』






そう言うとキョトンと目を丸くさせて
顔を合わせた3人は同時に笑い出す。








三日月「 はっはっは、良きかな良きかな。次はたんまりと聞いてもらうとするかな 」






鶯丸「 次は大包平の話でも聞いてもらおうか。 」






鶴丸「 そうと決まれば他の皆も集めてみようか!楽しみだな 」








________







部屋に戻るとまた静寂に戻る。


何だかそれが少し寂しく感じた。






『 ・・・よしっ! 』









心の端には少しの後悔はあるが、今ここで立ち止まる訳にはいかない。

もし立ち止まってしまったら、その時考えよう。






そう言い聞かせて自分に喝を入れると、床に敷かれた布団ではなく机に向かう。



まだ山盛りの資料があるから早く読み終えておかねければならないし、
この本丸の刀剣達についても知りたいと思ったから。



三日月の「どうして」の一言が引っかかるが、手は止めない。止めれない。









..









.









目を覚ました時にはドタドタ廊下を走る足音や、賑やかな声、厨から聞こえる食事を作る音が聞こえた。




残念ながらやる気も出すだけタダで、結局眠気に負けて寝てしまった私の机にはまだどっさりと資料がある。




それを見て苦笑いを浮かべると
部屋の襖がスパンッと開かれ、清光と安定に引っ張られる。









____ また、ここからスタートだ。









過去 にも 自分自身、もちろん 今 にも。

全てに向き合うことを決めた。









それは雲一つない、ある日の昼下がりのこと。









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僕はナイスな椅子っすー - 楽しみに待ってます…(・ω・`) (2017年6月7日 17時) (レス) id: 6091177637 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ - 続きが気になって仕方ないので更新頑張ってください!応援してます>< (2016年5月26日 22時) (レス) id: 8b2be2477c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん(プロフ) - すっごく面白いです!続きが楽しみで仕方がありません!!更新がんばって下さい! (2016年4月28日 11時) (レス) id: 6aa5d30bb1 (このIDを非表示/違反報告)
白炎龍  - とても面白かったです。読んでて心臓がドキドキしました! (2016年4月9日 0時) (レス) id: b9af3288cc (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - 零崎 悠樹さん» そう言って頂けて嬉しいです(;_;)ありがとうございます。頑張ります!!(;_;) (2016年4月4日 18時) (レス) id: 11222f55be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙季 | 作成日時:2016年3月21日 1時

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