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朝餉が終わって自室に戻ると、
とりあえずこれからここの本丸での審神者としての仕事内容を確認するために
机の上にある大量の資料に目を通す。
これ千単位であるよね・・・今日中に確認出来るかな。
とは言っても仕事の内容は対して前と変わらないが。
でも..やっぱりしっかりとして頼られる審神者に＿＿＿＿嫌われないようにしなければ。
と、細かい文字が書いてある紙を睨みつける。
どのくらい時間が経っただろうか、ふと顔を上げると辺りは薄暗くなっていた。
ここまで気付かないほど集中したのなんていつぶりだろうか。
立ち上がってぐっと背伸びをしたら身体中の骨がボキボキとなる。
年かな・・・なんて1人で苦笑いをしていると、
「 見事なまでの鳴り様だな 」
と、後ろからいきなり声が掛かり、驚いて尻もちをつく。
「 ははは、そんなに驚いたのか？驚かしがいがあるな・・まあ、尻もちをつかせたのは悪かった。立てるか？ 」
『 い、いつから・・ 』
'１時間前位だな！'と何故か嬉しそうに笑うと手を差し出す鶴丸。
差し出された手と鶴丸の顔を交互に見てたら思い出したように苦笑いする。
「 すまない、まだ早いか。 」
そう言って手を引っ込める。
あ、・・もしかして気にかけてくれているのかもしれない。
人に触れるのが怖いから＿＿＿＿、
ゆっくり、ゆっくりこういうのに慣れていこうとは思うんだけどね ・・ 体は言う事を聞いてくれなくて、拒否してしまう。
「 あ、そろそろ夕餉の時間だな。行こうか 」
別に気にしている様子もない鶴丸は、
"早く行くぞ！"と部屋の襖を開けてこちらを振り返る。
なんだか＿＿＿＿＿懐かしい。
昔の記憶がフラッシュバックして、前の本丸の時にいた鶴丸を思い出す。
いつも私の部屋に来て驚かせていた鶴丸。
それが 私が寂しかったり辛かったり、疲れていたりする時にちょうどタイミング良く来てくれてたから
それがとても支えとなっていた。
驚かせてくれるのも、鶴丸なりの気遣いだったのだろう
でもその鶴丸は＿＿＿＿＿
..
「 どうした？気分でも悪いのか？ 」
いつまで経っても動かない私の顔を覗く鶴丸。
『 い、いえ・・大丈夫です 』
ハッと顔を上げ、一歩下がってそう言うと"そうか、皆待ってるぞ"と笑って部屋を出で行ったので、小走りで後ろをついていった。
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僕はナイスな椅子っすー - 楽しみに待ってます…(・ω・｀) (2017年6月7日 17時) (
レス) id: 6091177637 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ - 続きが気になって仕方ないので更新頑張ってください！応援してます>< (2016年5月26日 22時) (レス) id: 8b2be2477c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん(プロフ) - すっごく面白いです！続きが楽しみで仕方がありません！！更新がんばって下さい！ (2016年4月28日 11時) (レス) id: 6aa5d30bb1 (このIDを非表示/違反報告)
白炎龍 - とても面白かったです。読んでて心臓がドキドキしました！ (2016年4月9日 0時) (レス) id: b9af3288cc (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - 零崎 悠樹さん» そう言って頂けて嬉しいです(；＿；)ありがとうございます。頑張ります！！(；＿；) (2016年4月4日 18時) (レス) id: 11222f55be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙季 | 作成日時：2016年3月21日 1時
