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「 ・・んん 〜 、 」
ちゅんちゅん と鳥の鳴き声が聞こえ、
いきなりパッと明るくなった視界とスパンという耳を塞ぎたくなるような音に顔を歪める。
「 おはよう！よく寝れたか？ 」
そう言って仁王立ちしているのは鶴丸だ。
あれ、デジャヴ・・・？
なんて考えてたら私とちょっと距離を置いたところに座る鶴丸。
「 昨日は・・その、色々話してくれて・・ありがとう 」
仁王立ちしていた時は背後からの強い陽の光で逆光だったため顔が見えなかったが、
いざ見えるようになれば思っていたよりも真剣な表情をしていた。
ああ、そうだ。昨日話したんだ・・・全部。
鶴丸が離れて座っているのも
私が男の子の人に恐怖心を抱いてるからだろうか
それとも汚らしい私に近付かない様にしているのか＿＿＿＿そんなことは私には分からないが。
「 いえ..。 あ 、 あの .. 昨日運んでくれたのって」
良い返事も浮かばず、話を変えたが少し無理矢理過ぎて後悔した。
鶴丸も言った事に後悔していたのか、話が変わってほっとしたように見えた。
話した記憶まではあるが、その後が思い出せない。
また謝りだして意識を失ったのだろうか＿＿＿(抱きしめられた事も覚えていない)
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朝餉に向かおうと着替え始める。
鶴丸が部屋に訪ねてきたのはこういう訳だ。
しかし朝から心臓と耳に悪いのだが・・。
結局運んでくれたのは清光と安定だったらしい。
清光は初日からあんな事しちゃったから謝りたいけど 、 怖い
なんて言われるのかな、なんて思ってしまう。
袖を通そうとして腕に目をやると
まだ消えていない 印 に頭が痛くなる。
いつもコレを見る度、嫌なことを思い出し、涙が出る
そろそろ消えるだろうが＿＿＿コレが消えれば私の気持ちも少しは軽くなるだろう、きっと。
..
いつも食事をしているらしい大広間へ向かうと
賑やかな声が聞こえてくる。
襖を開けば全員がこちらを見、気まづそうにしている者もいる。
いつも人からの目線が怖くて逃げてしまいそうになる私は
今も一歩後ろへ下がって襖に手をかけた。
「 ねえ、冷めちゃうよ。早く食べなよ 」
やっぱり部屋で食べよう＿＿と襖を閉めかけた時
大広間の奥の方から声が聞こえた。
「 ほら、早く座って！ 」
今度は閉めかけた襖が開き、手を掴まれそのまま席に着かされる。
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僕はナイスな椅子っすー - 楽しみに待ってます…(・ω・｀) (2017年6月7日 17時) (
レス) id: 6091177637 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ - 続きが気になって仕方ないので更新頑張ってください！応援してます>< (2016年5月26日 22時) (レス) id: 8b2be2477c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん(プロフ) - すっごく面白いです！続きが楽しみで仕方がありません！！更新がんばって下さい！ (2016年4月28日 11時) (レス) id: 6aa5d30bb1 (このIDを非表示/違反報告)
白炎龍 - とても面白かったです。読んでて心臓がドキドキしました！ (2016年4月9日 0時) (レス) id: b9af3288cc (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - 零崎 悠樹さん» そう言って頂けて嬉しいです(；＿；)ありがとうございます。頑張ります！！(；＿；) (2016年4月4日 18時) (レス) id: 11222f55be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙季 | 作成日時：2016年3月21日 1時
