自【文豪ストレイドッグス】2

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＿中原視点＿

中原「…たった2人か、見縊られた話だぜ」

与謝野「探偵社は事前予約制でねェ、対応が不満なら余所を中りな」

中原「マフィアが敵拠点で暴れるのに予約がいると思うか？」

宮沢「はい！いらないと思います！」

中原(敵なのに何でこんなに明るいんだ…)

敵拠点に侵入し俺の相手はたった2人
それも女とガキだ、正直萎える
が、今回はメッセンジャーとして来たが故それ通りに話を進める
どうやら探偵社ならではの優秀な探偵に目的がバレているらしい

女に聞いて社長に写真を見せた

中原「うちのボスからお宅等にプレゼントだ」

写真の餌をチラつかせ話を進める
社長は黙っちまっていたが、代わりという感じで女が笑う

与謝野「成程、そそられる案だね。けどもっと善い案があるよ
＿＿＿アンタの手足を削ぎ落してから何を企んでいるか吐かせるってのはどうだい？」

中原「そりゃあすごい名案だ＿＿＿やってみろよ」

与謝野「賢治！」

宮沢「はーい」

ガキは地面に手を付けたかと思うと怪力の異能を使うらしく鉄をごっそり持ち上げた
それをぶん回しながら正確に俺を狙う

鉄を華麗に避けてガキに攻撃するも体術も身についているらしく腕でガードをして後ろに飛ばされた
着地した瞬間、後ろからの殺気に異能を使う

与謝野「その異能…『重力使い』の中原中也だね」

中原「ちっ…太宰の野郎か」

癪に障る
だが悪い気はしねぇ
知られ広められてるということはそれ程警戒されてるということだ

中原「それなら…期待に応えないとなァ」

重力を少し強く使い地面に着地
その拍子に地面にヒビが入る

中原「さァ…重力と戦いてえのはどっちだ？」

俺の問いかけに
女の青ざめる顔が見えた

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