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中原さんと食べ物の話でじゃれ合っていた←
太るぞと頬を突かれ、酒癖男と頬を引っ張っていた
小さい頃に遊んだことのない私はそれが何処か新鮮で楽しい

暫くは幹部の仕事はなく、多分もうマフィアは動かないだろう
何せ街は無事、Qも奪還成功
気になるのは探偵社と特務課くらい

中原「ははっ…はあ疲れた…」

「少しお休みになっては?もう暫く眠っていないでしょう」

中原「良く知ってんな」

「まあお隣ですし、何より上司ですしね」

中原「部下が上司の手伝いをしないのはどうかと思うぞ?」

ニヤニヤとまた遊び足りないのか少し幼く見える

「私は言われたことしかしませんし、中原さんも気を使ってくれてるんじゃないですか」

そう言うと中原さんは驚いたように私を見た
私は少し呆れ顔で中原さんを見やる

「私がまだ大人ではないから、今の内は好きにさせてくれてたんでしょう?鏡花ちゃんがまだ牢にいる時もたまに話しかけに入ってましたもんね」

そう言ってはにかむと中原さんは顔を赤くして帽子で顔を隠した
中原さんが鏡花ちゃんの所に行くところはたまに見ていた
さすがにQちゃんの所には言ってなかったけど、彼なりの気遣いなのだろう
だが性格が荒々しいため鏡花ちゃんは『怖い人』と認識してたが←

「こう見えて感謝してるんです。色仕掛けの仕事も減ったし…減ったと言っても引き籠らなくなってから1回も任務来てないんですけどね、本当に有難う御座います」

そう言ってまた笑った
中原さんは帽子を少し下げて私の顔を一見し、ニカリと笑い返してくれる

中原「言っとくが甘やかしてるわけじゃねえからな?バシバシ厳しくしてく」

「頑張りますよ」

お茶を飲んでテーブルに戻す
流石に長居するのも申し訳ないので持ってきた皿をもって「そろそろ行きますね」と言って一礼した

中原「たまに来いよ、今度はゆっくり夜のドライブの計画でも立てようぜ」

「! はい」

覚えてくれてたんだ
声色が明らかに上がり中原さんに「嬉しそうだな」と笑われた
「うっさいです」と言って扉を閉めて皿をもとの場所に洗って戻した

自室でまたネットでも弄ろうかと考えていると前で広津さんが此方に歩いてきた

「お疲れ様です広津さん、何方へ?」

広津「少し急ぎでるんだ、樋口さんの所に」

「そうですか、それは失礼しました」

頭を軽く下げて背中を見送る
広津さんは多分何か隠してんなぁ
まあ広津さんは裏切るような人じゃないし大丈夫か
そう思いながら一つ欠伸をし足を進めた

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*憂鬱*(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います!面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸`)更新頑張ります!! (2016年12月24日 15時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました!!すっごく面白いです!更新頑張ってください!! (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
*憂鬱*(プロフ) - 白兎@執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います!そう言って頂けて幸いです(*´ω`*)更新頑張らせて頂きます!ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎@執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*憂鬱* x他3人 | 作成日時:2016年12月9日 23時

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