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＿中原視点＿
取りあえず本部に戻った俺は勝手にAの部屋に入りベッドに寝かせる
此奴がベッドで寝ている様子はもう見慣れた、正直倒れすぎて体の弱さを見せつけられる
俺は毛布だけ被せてボスの所に向かった
もう暗い今の時間帯では幹部とボスの護衛、他は残業や情報収集等している奴等だけだろう
首領室の前の黒服に帽子を取り顔を確認させ
黒服たちは頭を下げ目の前から退いた
俺は扉をノックし「失礼します」と言って中に入る
森「お帰り中原君、今夜の任務はどうだったかね？」
中原「はい。Qは無事奪還。敵は汚濁で大半を倒しましたが異能者2名は逃亡、その内太宰曰く『異能者じゃない』人間の強力で奇妙な攻撃でAが気絶、目を覚ました時は”血啼”を…」
森「”血啼”…暴走か、実に珍しい」
目を丸くして話を聞き組んでいた手を解いた
椅子から立ち全面ガラスの窓に顔を向けて考え込んでいるようだ
中原「ボスが知る限りでAの暴走した回数はどれくらいですか？」
森「２回だよ」
不思議そうに俺を見て答えた
俺はその数倍は汚濁を使っているがAはあの年でまだ２回か…いい方か
森「君が人の事に関して質問をする何て珍しい」
にっこりと胡散臭い笑顔でそういった
俺は「いえ」と言って考え込むように顎に手を添えた
森「君とAの暴走はすごく似ているけどね、１つ全く違うところがあるんだ」
ボスは少し溜めてもう一度窓を見やる
俺は体力が持つ限り、そして死なない限り汚濁は発動可能だ
Aも似たようなものだが
森「血啼はね…＿＿寿命を代償に働く」
言葉が出なかった
その代わり、乾いた笑い声が自らの口から出る
中原「ま、まさかそんな…」
森「太宰君は知らないだろうね、なんせ彼が出て行って数週間後に発覚したんだ、私がね」
つまりボスが自らAの事を調べたんだろう
中原「そ、それで彼奴は後どれくらいで…？」
森「彼女は今回どれくらいの時間暴走状態でいた？」
中原「２分〜３分くらいです」
そういうとボスはまた少し考えて口を開いた
森「彼女の減る寿命は１分に半年と単純な計算だ…そうなると５年減ったことになるね」
となると前回は３年半年となる
だが条件が多すぎるためあまり発動されないだろう
ボスもあまり焦っている様子は見られない
森「彼女は？」
中原「自室で寝させています」
そういうと頷き「有難う、君も休んで」と言われ頭を下げて首領室を出る
俺は速足で自室に向かった
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＊憂鬱＊(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います！面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸｀)更新頑張ります！！ (2016年12月24日 15時) (
レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました！！すっごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
＊憂鬱＊(プロフ) - 白兎＠執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います！そう言って頂けて幸いです(*´ω｀*)更新頑張らせて頂きます！ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎＠執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊憂鬱＊ x他3人 | 作成日時：2016年12月9日 23時
