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＿中原視点＿
太宰「これはヤバい…」
中原「んあ？何でだよ」
太宰は珍しく冷や汗を垂らし乍らある一点を見つめていた
俺も其方に視線を向けるとガックリとした様子で、だが意識はあるだろうAがいた
俺は力を使い果たした感覚に襲われている為、心配しながらも意識が薄れかけた時
「何、で…」
太宰「！ 中也、君は少し離れていた方が」
中原「は？」
「＿＿＿…いやぁぁぁあああ！！！」
中原「っ！？？」
太宰「中也！」
太宰は俺の腕を掴み建物の方へと誘導する
俺はそこに捨てられるように放り出され、太宰は焦りの表情を崩さない
「嫌ぁ！何で！何で！？痛いのやだぁっ！」
叫びながら強力な異能をガスガスと発動し乍ら唸る
頭を抱えて苦痛を唄ってる様だ
太宰「異能の暴走だ…」
中原「！？ 彼奴に暴走があったのか！？」
太宰「”血啼”だ…彼女は『痛み』がトラウマなのだよ、軽く打つだけで泣き始める」
中原「だざ((太宰「話したいのはわかるけど彼女を止めるのが先決だ」」
太宰はAを指を差し見るよう促すため其方に再度視線を向ける
頭を抱えていた手は頬に行き、爪を立てているのだろう血が流れ始めていた
否、それだけじゃない
異能の代償が段々と大きくなっている
力が益々増してきている
「嫌だ！嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁ！」
中原「！」
攻撃が横擦れ擦れに過ぎる
大きな音を立て崩れた建物を見てみると、建物だったそれは抹消していた
中原「抹消！？」
太宰「急がないと」
太宰は歩みを始めると気配を察したのか此方に気付いた
「やだ…来ないで、来ないでぇ！」
太宰に向けて手を掲げ、その上には大きな岩ができる
それと同時に何もなかったAの周辺に何の反応なのか、地面がめり込み氷の粒ができ始める
それを太宰に向かって投げた
が、それも異能の為瞬消された
「何で何で来るの嫌だって言ってるでしょ！？そうやってまた遊ぶんだ！？痛めつけるんだ！？」
太宰「っ、」
太宰は一瞬怯んだがAの頬に触れる
すると異能は全て消え、Aはばたりと太宰にもたれ掛かった
太宰「＿＿＿＿＿＿」
＿＿＿
＿＿
＿
中原「Aは…？」
太宰「嗚呼、眠ってるよ」
太宰の腕の中で俺と大差ないだろう、大量の血が流れていた
俺はよくてもAは女だ、体力が違う
太宰「この子の事は後で詳しく教えるよ、今日は帰って」
中原「…嗚呼」
俺は任されたAを抱え、その場から消えた
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＊憂鬱＊(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います！面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸｀)更新頑張ります！！ (2016年12月24日 15時) (
レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました！！すっごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
＊憂鬱＊(プロフ) - 白兎＠執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います！そう言って頂けて幸いです(*´ω｀*)更新頑張らせて頂きます！ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎＠執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊憂鬱＊ x他3人 | 作成日時：2016年12月9日 23時
