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中原「おい!」

「はいぃっ!」

ベッドの掛布団を思い切り剥され、それプラス大声が耳元で聞こえ飛び起きる
目の前では中原さんが少し苛立ちながら仁王立ちしていた

「ごごご御免なさい!一寸休憩しようと…」

中原「芥川から聞いた、あんま焦んな」

ボリボリと頭を掻きながら欠伸をする中原さんを見るに多分この人も寝起き
少しほっとして急いで荷物を準備する
とはいっても拳銃2丁だけだが

「すいません、いけます」

中原「おう、まぁ今回そんなに危なくはねえが気をつけろよ」

「そのまま返しますね」

にっこり笑って返すと「性格悪ぃ」と言いながら私の頭を強く叩いた
気を使ってくれたのだろう

中原「ボスの命令だから仕方ねぇけど…ハァ…」

やる気がない中原さんは少しだけ青筋を浮かべながら荒々しく歩く

「如何したんですか?戦闘狂の中原さんが好きそうな任務なのに珍しい」

中原「あー…お前は聞かされてないんだな」

「え?」

中原「まあ行けばわかんだろ、それにあんま関係ねえしな」

いつの間にかマフィアの駐車場についていて中原さんの車の前
ロックを開けて丁寧に助手席に進める

「そんな、わざわざそんなことしなくても…」

中原「女なんだからそんなの気にすんな、男にゃしねえよ」

そう言ってニヤリと笑う
「イケメンですね」というと照れながら「馬鹿野郎!」と言われた
恥ずかしいのか、ツンデレなのかそうなのか
今度焦らそ←

手際よく車を出発させて目的地まで向かう
もうすっかり車通りの無くなった道路を悠々と走らせた

「いい夜ですね」

中原「静かだしな、確かにいい夜だ」

中原さんに断って窓を全開に明ける
中原さんも窓を開けてそこに肘をつき運転をしていた
私はというと腕枕をそこに置いて風を受けていた

「気持ちー」

中原「危ねえことすんなよ」

ゆるゆるだ
煩い朝昼よりも夜が一番好き
私も何方かというと夜派だし、中原さんは…予想だけど夜派だろう

中原「今度ドライブすっか」

「いいですね、夜にしましょう」

中原「そうだな、序に飯食うか、仕方ねえから奢って遣る」

「ゴチになりまーす!」

任務中とは思えない雰囲気で車を止める
付いた場所は少し浅い森、少しだけ煙突らしきものが遠くに見えた

「では中原さん、お気をつけて」

中原「おう」

そこから私と中原さんは勢いよく足を動かしその場から目的の場所まで向かった
数人をナイフで刺し茂みに身を潜め様子を伺う
そこにいた人物に中原さんさっきの態度に納得できた

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*憂鬱*(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います!面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸`)更新頑張ります!! (2016年12月24日 15時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました!!すっごく面白いです!更新頑張ってください!! (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
*憂鬱*(プロフ) - 白兎@執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います!そう言って頂けて幸いです(*´ω`*)更新頑張らせて頂きます!ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎@執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*憂鬱* x他3人 | 作成日時:2016年12月9日 23時

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