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「ここまでしてもらってすみません」
芥川「否、元は僕のせいだ」
ベッドまで運んでもらって潔く寝る
樋口さんは現状が掴めず、だが空気を読んでか聞いてくることはなかった
今日の備考任務は無理かな
否、少し寝ればすぐに平気になるか
2人が目の前にいるにもかかわらず仕事に頭が行ってしまう
樋口「芥川先輩、任務の書類が…」
芥川「…判った、すぐ其方に行く」
咳き込みながら返事を返す
樋口さんは先に部屋を出て業務室に向かってったのだろう
芥川さんも少し遅れながらも後を追って私に背を向けた
「あの」
芥川「何だ？」
少しだけ此方に視線を向ける
私はポケットを漁り飴を出した
「のど飴です、傷めるといけないのでどうぞ」
芥川さんにそれを投げる
芥川さんは手に取った飴を少し見てポケットにしまい、「礼を言う」と言って足を動かした
「嫉妬でも憎悪でも、貴方を強くする衝動ならそれでいいと思います。ですが私は貴方の敵ではありません。そこは分かってください」
芥川さんは立ち止まり、またすぐ部屋を出て行った
多分了承の意味…なのかな？
初日は受け取ってくれなかった飴を受け取ってくれた
一寸だけ心開いてくれたかな
それなら嬉しい
にやつく
眩暈の中タイムだけを設定してベッドに身を預ける
ふかふかと懐かしの匂いが鼻を掠め、またそれに目を細めた
「太宰さんの匂いだ…」
仲直りとハグをしたあの日
この部屋の匂いの正体に気が付いた私は居た堪れない感情になったものの、気をしっかり持つことにした
だがベッドから匂いがするという何とも嫌味たらしい行為
ボスめ、後で仕返ししてやる
段々と瞼が重くなる
窓から覗く日光が温かさを運び、更に睡魔が伸し掛かる
嗚呼、眠い
今夜もまだやることがあるのに
気を引き締めなければ…
遂に私は目を閉じた
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＊憂鬱＊(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います！面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸｀)更新頑張ります！！ (2016年12月24日 15時) (
レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました！！すっごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
＊憂鬱＊(プロフ) - 白兎＠執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います！そう言って頂けて幸いです(*´ω｀*)更新頑張らせて頂きます！ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎＠執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊憂鬱＊ x他3人 | 作成日時：2016年12月9日 23時
