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芥川「それは僕への慈悲か?」

芥川さんからそんな言葉が出てきて笑ってしまう
芥川さんは私を見て眉間に皺を寄せた

「あはははっ…はぁ、笑った。如何してそうお思いに?」

芥川「どう見ても貴様は甘い」

「甘い?…甘いですかー…」

向かい合う形から私は自然に立ち上がり、勢いをつけて芥川さんの襟を掴み飛ぶ
芥川さんは反応が遅れ異能を発動するがそれも空しく私の異能で粉砕する
襟から首に手を伸ばし強く締め上げる

芥川「っ、!っ…」

「私が甘い?そうかもしれませんねぇ…ですが、私の邪魔をする人は誰であろうと潰します。私欲には従順なんです」

そう言って笑って見せる
ゆっくりと手を離し姿勢を楽に、だが芥川さんの上から退くことなく話を続ける

「私は貴方が思っているほど甘くはないですよ、ですが残虐でもないんです。貴方は何故私を嫌っ…!?」

いきなり視界が歪み、目の前には芥川さんの顔と天井
腕を羅生門で固定され形勢逆転された
芥川さんは先ほどの私を同じように私の首を絞める

芥川「貴様は何故太宰さんに認められている?何故僕ではなく貴様だ!?人虎だってそうだ!何故血肉を舐めあの人に沿うような行動をとり努力をしてきたのに!何故!!」

私は芥川さんのその言葉に、首を絞められているのにもかかわらず体が軽くなった
瞬間、激しい何かの感情に囚われた

「それはただの嫉妬です…では逆に聞きます」






 


「貴方に私の何が分かるんですか?」

抵抗しなくなった私に目を向ける芥川さんは目を丸くし飛び退いた
私はゆっくりとその場から立ち上がり、芥川さんを見やる

芥川さんの後ろ、少し大きめの鏡
そこに映る私はまさに『無』

_異能力・『幻覚』_

私の立っている場所から影が大きく伸びる
それは大きな腕となって芥川さんに襲い掛かった

芥川「っ!」

瞬時に反応するも芥川さんは体制を崩す
が、異能でカバーして影を粉砕した
私は暫く、その様子を見ていた

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*憂鬱*(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います!面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸`)更新頑張ります!! (2016年12月24日 15時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました!!すっごく面白いです!更新頑張ってください!! (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
*憂鬱*(プロフ) - 白兎@執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います!そう言って頂けて幸いです(*´ω`*)更新頑張らせて頂きます!ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎@執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*憂鬱* x他3人 | 作成日時:2016年12月9日 23時

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