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太宰「ようこそボス」

森「4年ぶりだねぇ」

君の悪い笑みで座っていた石から立ち上がり声をかける
私はボスの背中に護衛として立つ
太宰さんは私に気が付いたようで「やあ」と手を振った

福沢「ポートマフィアボス、森鴎外殿」

その奥から国木田さんと社長である福沢殿が出てくる
ボスも確認するかのように社長の名を述べて歩み寄る

2人が対になっている状況
これだけで周りとの雰囲気が重く威厳が立ち込めていた
私もそれに体が痺れる感覚が襲う
それはきっと周りも同じだろう

長の2人が話を始める
社長の台詞から提案の根は敦君だろうか
言葉の重みを主張し同盟と言わずも一時停戦を申し入れられた

私は特に興味もないので周りの木々の自然を堪能していた
何となく幻想的な場所は好きで如何も興味が湧いてしまう
こんな綺麗な場所で過ごしてみたいなぁ…なんて

森「…Aちゃん、もう少し緊張感を持ちたまえ…」

呆れた声で私のそういうボス
私は「はーい…」と返事を返してボスの斜め後ろに立つ
それに合わせるように太宰さんが私の目の前に来た
私を動かさない気だろう

森「そういえばたまにうちのAちゃんがお世話になっているみたいだね」

太宰「ええ、Aちゃんはとても元気で子供らしいですよ」

「誰がガキですか」←

太宰「そんな事言ってないのに…」

私が草木を堪能している間に刃を交えたらしく(銀さんが小声で教えてくれた)
話が終わったようでボスは帰ろうとし社長に止められた

”Qの奪還に動く”

だから今夜は手出しをしないでほしいという
それから私たちの共通点を述べる

”この街を愛している”と

ボスはどう決断されるのだろうか
私はそこら辺の心配をしながらボスの背を追おうとした
だがそれは1人に止められる

太宰「ボス、この子は借りてもいいですか?」

「え?」

森「…私は構わないよ、後は彼女自身で決めたまえ」

そう言って足を進めた
黒蜥蜴の方たちもそれに続いて消えていった

「捨てられた…」

太宰「捨ててはないからね、で?君はいいのかい?」

「…まあ、今日はもう仕事はないはずですしいいですよ」

国木田「太宰ぃ!俺が許さんぞ!お前は溜まりに溜まった書類を片付けろ!!」

太宰「え〜…谷崎君頼んだよ〜!」

谷崎「えっ」

谷崎さんたちに手を振りながらもう片方の手で私を半ば引っ張りながらその場を離れた
そのまま太宰さんは手を離すことなく街に駆けだしていった

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*憂鬱*(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います!面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸`)更新頑張ります!! (2016年12月24日 15時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました!!すっごく面白いです!更新頑張ってください!! (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
*憂鬱*(プロフ) - 白兎@執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います!そう言って頂けて幸いです(*´ω`*)更新頑張らせて頂きます!ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎@執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*憂鬱* x他3人 | 作成日時:2016年12月9日 23時

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