62 ページ16
時間は立ってQの異能による街の混乱は何とか静まった
マフィア本部では報告書の山と遺体の確認、弔いの準備が始まっていた
「…と云う訳で立原さん私の書類の片づけ頼みますねー」
立原「はっ!?な、何でだよ!?」
「…笑うなって言ったのに」
立原「うっ」
そう、敦君が赤ちゃんを助けてから私が赤ちゃんをあやしていたのだが
普段小さい子と関わらない私があまりにも子供に慣れているのに驚きと笑いが込み上げたようで
押し付けてやろうと密かに思ってました←
「では私は中原さんの所に行きますね」
立原「ちょっ…あぁ…了解」
立原さんは私がそこにい向かう理由を分かったのか許してくれた
私は「有難う御座います」といって業務室を出た
それから速足で中原さんの所…大勢の人たちが集まるホールへ向かった
「中原さん」
中原「A…書類の整理は?」
「立原さんに押し付けました、約束破ったので」
そういうと中原さんは「そうか」と言って遺体の方々に目をやる
私は手を合わせて遺体に向かって頭を下げた
中原「…俺の部下だけでも20人がこの様だ…」
「…」
泣きはしないものの悔しそうな顔を見せる中原さん
その珍しい姿に少し痛い感情になりながらももう一度目を背けた
森「君が嫌なのは”これ”だろう?」
「ボス」
中原「? ”これ”?」
ボスは頷きながら遺体を指さす
それから繋げて口を開いた
森「今の中也君みたいな気持ちになりたくないんだろう?だから君は部下を遠ざける」
「まぁ、ね」
中原さんは帽子を取ってボスの後ろに立つ
森「被害者総計は?」
中原「直轄構成員が10人傘下組織を含めると100近い死者が出てます」
森「ボスとして先代に面目が立たないねぇ」
そう言って目を伏せる
沢山の遺体の前で頭を下げた
「あ、姐さん」
私の声で2人はそちらに目を向けた
そこには姐さんが傘をさして申し訳なさそうに此方に目を向けて立っている
森「おや紅葉君!」
尾崎「太宰の奴に探偵社を追い出されましてのう」
此方に歩み寄りながら話をする
それから袖に手を伸ばし1枚の封筒をボスに出した
尾崎「探偵社の社長から茶会の誘いじゃそうじゃ」
その言葉に私も中原さんも目を丸くした
ボスは驚いた表情をしながら受け取った後「そう来たか」と言い皺を寄せて笑った
何処か怖く感じたのはきっと気のせいでいてほしい
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*憂鬱*(プロフ) - 天さんさん» コメント有難う御座います!面白いなんて言って頂けて光栄です( *´艸`)更新頑張ります!! (2016年12月24日 15時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - 最初から全部読みました!!すっごく面白いです!更新頑張ってください!! (2016年12月24日 4時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
*憂鬱*(プロフ) - 白兎@執筆準備期間中さん» コメント有難う御座います!そう言って頂けて幸いです(*´ω`*)更新頑張らせて頂きます!ご贔屓宜しくお願い致しますm(__)m (2016年12月10日 13時) (レス) id: fbd96ddd79 (このIDを非表示/違反報告)
白兎@執筆準備期間中 - 一話から読ませていただきました(*^-^*) とても面白くて夢主ちゃんが可愛くて大好きです! 応援しています、これからも更新頑張って下さい! (2016年12月10日 1時) (レス) id: b4bc07280a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*憂鬱* x他3人 | 作成日時:2016年12月9日 23時