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私は上機嫌で街中を歩いていた
そして目的地の前に立つとにこやかにそのドアをノックした
?「どうぞ」
その声とともに「失礼しまーす」と言って中に入った
私を見て目を丸くする人物が数名、私は笑顔でその場に立っていた
「こんにちは!探偵社の皆さん」
中島「Aちゃん!?何でっ!?」
そう言って敦君が戦闘態勢に入る
そんな敦君を見て周りが警戒し始めた
が、
?「大丈夫だよ敦君、彼女はここを襲いに来ていないはずだから落ち着き給え」
そう言って敦君の腕を掴む男が私を見た
その人が触ったところから異能の解除が開始されていた
太宰「久しぶりだねAちゃん」
「いつから”ちゃん”をつけるようになったんですか」
胡散臭い笑顔を見せる元上司にイラつき腹パンを食らわせた
当の太宰さんは「いてっ」というだけで笑顔を崩さないでいるのが腹立たしい
太宰「相変わらず力はないんだねぇ」
「うっさいです」
?「おい太宰!此奴は何だ!」
眼鏡をかけた金髪の男がそう言いながら此方に向かってくる
太宰「ああ、彼女は(((「こんにちは探偵社の皆さんポートマフィアのAと申します、敦君からは『砂糖ちゃん』と呼ばれていますどうぞよろしくお願いします」…泣くよ?」
泣きマネをする太宰さんに舌打ちをして←
太宰さんは「え!?」と言ってるが気にしない
が、ポートマフィアと聞いて皆さんが警戒する
?「何故マフィアがここにいる!」
「そんなに邪険にしないでくださいよ、えっと国木田さん」
名前を知っているだけで一層警戒された
?「別にそんなに警戒しなくてもいんじゃない?」
国木田「ですが乱歩さん」
江戸川「君何しに来たの?」
「鏡花ちゃんとの約束を果たしに」
そういうと鏡花ちゃんは「あ」という
それと同時に周りの視線が彼女に向いた
泉「クレープ…」
「そうそれ!食べに行くんでしょ?」
中島「あ、危ないよ鏡花ちゃん!」
太宰「大丈夫だって、だって彼女仕事とプライベートは別けるタイプだから」
そういって周りを宥める太宰さん
その間にここの社長である福沢さんがこちらを見ていた
「こんにちは福沢殿、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」
福沢「…」
鋭い目つきが私を射抜く
が、すぐに背中を見せて社長室に向かって歩いて行った
福沢「乱歩が言うなら大丈夫だろう、いつも通り仕事に戻れ」
「有難う御座います」
福沢殿に頭を下げて鏡花ちゃんのもとに駆け寄る
笑って見せて手を引き探偵社を出た
36→←小話(本編とは関係ありますが興味のない方は飛ばしても結構です)
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作者名:*憂鬱* x他1人 | 作成日時:2016年10月30日 16時