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第417話ページ27

そしてその2日後、俺は怪我を治して中王区からようやく退院の許可が下りた

東方天乙統女は俺に「今後の人生も応援しています」とだけ言って、俺と関わりを持ち続ける雰囲気を漂わせながら俺に別れを言ってきた

左「言っとくけどテメェらのやり方が今後どうなっていくかは1週間後のラップバトルの決着次第だからな

好き勝手にやるなら中王区ガチでぶっ潰しに行くぞ」

乙「現在はまだ現行の我々の方針に従ってあなた方を扱いますよ

そこを分かった上で行動をわきまえてくださいね」

左「あぁそうかよ

じゃ、1週間は好き勝手にやるわ」

乙「どうぞお好きに

こちらも好きにやりますから」

『…くだらない喧嘩してないで早く帰るぞ

東方天乙統女、勘解由小路無花果に宜しくな』

俺はそう言って東方天乙統女に別れを告げ、久しぶりに碧棺左馬刻の住むセーフハウスに連れ込まれていた

左「で、お前は今後どうしたいんだ？」

『俺か？俺は…』

俺自身は実はあまり変化を望んでいない

男女平等苦しみのない世界の実現が可能ならそれが一番良いんだけど、現実問題それはかなり難しいって分かっているから

むしろこれまでその現状に満足していたから別に俺はこのままでも良いと思う

もちろん、過去の過ちは繰り返すべきではないし、俺が生まれてから回っていた間違いの起きていない世界がそのまま続くならそれが一番平和的解決な気がする

それに俺そういうの良く分からないし

左「結局お前も日和見か

まぁお前らしくて良いな」

『…そうだな…』

俺は結局何が正しいのか良く分からないので、この件については他の皆に任せようと思い、碧棺左馬刻にもそう伝えた