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第415話ページ25

乱数side

乱「無花果オネーサン、そろそろ教えてよ

僕の事本当に殺す気だったの？」

僕はこれまで無花果オネーサンに飴で脅されて、言う事聞いて無花果オネーサンの言いなりにならないと生きる事ができなかった

他の死んだ僕に対する指示もそう

実際の僕は何もしてないけど、白膠木簓とか波羅夷空却に真正ヒプノシスマイクを使えって電話で指示出された記憶も実際に言う通りにして死んだ記憶も僕自身は持っている

そしてこのオリジナルの僕は真正ヒプノシスマイク以外の方法でこの世界を翻弄するように指示されてきた

でも実は結構前から変だと思ってたんだよね

だって無花果オネーサン、その2人以降自分からあまり真正ヒプノシスマイク使えって言わなくなってきたんだもん

その2人に関してだって「何で？」って聞いたら「乙統女様の指示だ」の一言で「いいから早くやれ」って言ってそれ以上何も教えてくれなかったし

それ以外の余計な人たちにマインドハックする時はあのババアからの指示だったし

だから僕、もしかすると無花果オネーサンは僕の事そんな風に使う事望んでなかっんじゃないかなって思ってた

結局指示出すのが無花果オネーサンなだけで、もし無花果オネーサンが政権トップだったら他の方法で男達の事苦しめてたんじゃないのかなって

無花果オネーサンが男苦しめるのに快感覚えちゃうのは一緒にいる時間長いからよく知ってる

嫌な思いを色々してきたんだろうなってのも知ってる

でも無花果オネーサン、人間的には終わってなかったんじゃないのかなって

実はすごい優しいオネーサンだったんじゃないのかなって

性格は悪いけど、人としては悪くないんじゃないのかなって

ただ単に男を屈服させたかっただけで、別に男が言う事聞くなら男は自由に生きれば良いくらいに思ってたんじゃないかなって

何となく、そう思うんだよね