検索窓
今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:7,837 hit

第187話 ページ42

勘解由小路無花果にああは言われたものの、俺はそもそも食べなくても死なない


それにここ中王区の敷地内で男性が飲食をする場は限られているらしい


参戦者だけでなく観客の中にも多くの男性がいるためにそこは混み合っている


だとするとわざわざ食べに行く気も起こらない


この1時間50分をどうやって過ごそうか


皆食事を摂るのに忙しいしあまり不必要に誰かに会いに行くべきではないのだろう


『…暇、か…』


そう言いつつ俺は喫煙欲を満たすために喫煙所を求めて歩き始めた


まぁこのタバコだって吸わなければならないという訳ではなく嗜好の問題ではあるのだが、暇つぶしにはちょうど良いだろう


喫煙所は会場から一度外に出て少し離れた所に設置されているらしい


そしてその場に着き中へ入って行くと−−−−


銃「…おや?」


ふと入間銃兎がタバコを吸っている姿が見える


『…1人か?』


銃「えぇ、左馬刻は女性達に囲まれてなかなかこちらに来れないみたいですからね」


それを聞いてやはり少しだけ胸が痛むのを感じる


やはり女性に人気で、多くの女性達に囲まれている姿こそが正しい姿なのだろうか


俺なんていなくても、別に


銃「…少し私と話をしませんか?」


入間銃兎にそう提案され、俺は入間銃兎と喫煙所でタバコを吸いながら話をする事になった

第188話→←第186話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。