第374話 ページ4
簓「…あんな、お嬢ちゃんが信じるか信じないかは自由でええけど、俺は未来のお嬢ちゃんのお孫さんに会うた事があるねん」
監督生「え…？」
『…は？』
簓「…お嬢ちゃんの未来のネタバレになるとアカンやろから、言える範囲内でだけ言うで
でも俺はホンマに嬢ちゃんの孫に会うたん
ほんで話をして、これはお嬢ちゃんからもらったんやって大事なもんお嬢ちゃんの孫から引き継いだんよ」
簓はウチのよう知らん話をしっかり自分の言の葉で表現して、そない話が本当であるように自分の胸元から黒い石を取り出す
ペンダントになっていて、なかなか日本では見かけない「黒曜石」や言う鉱物やって直感で推察する
簓「黒曜石の石言葉は「潜在能力を引き出す」や
それはお嬢ちゃんの孫に聞いたんやけどな」
監督生「…」
簓「この石がお嬢ちゃんをきっと味方してくれるで
持ち主の所に返すんが礼儀やと思うから、俺から嬢ちゃんに受け継いでええ？」
簓はそない言うて、黒い石のついたペンダントをユウちゃんに差し出す
黒曜石を最近なかなか日本で見ないのは、きっと存在してへん訳と違くて戦後に日本が荒野まみれになった事が原因で、平和な世界の中であればさして珍しい石でもないのだろう
ウチも常識としては一応知っとる
監督生「…ありがとうございます
大事にします、先輩の事も先輩のお兄さんの事も忘れないように…！！」
簓「…そない気負わんでええんよ
これはお嬢ちゃんを守るための石や、大事なもん見失わんとしっかり笑えるようにって俺でエネルギー詰めたるで！」
監督生「…ふふっ…
ありがとうございます、私、先輩との約束ちゃんと果たしますっ！
元の世界に帰って、神崎君にまた会って、きっと明るく笑って生きていきます！
先輩を脅かすものが未来に生まれないように、私も頑張れる事を頑張って先輩に負けない強い大人になりますからっ！」
「待っててください」なんて言うて、ユウちゃんは簓の言の葉で笑えるようになって、ほんでウチに向けて少しだけ挑戦を突きつけるような言の葉で言う
ほんで命いっぱいの元気な笑顔を向けると、今度はウチに何も言わんとウチに背を向けて1人自分の行くべき場所に歩き始めていた
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ユウ(プロフ) - 明理様、最後までお読みいただきありがとうございます！楽しんでいただけたなら作者も大変嬉しい限りです。また参考になるコメントありがとうございます、関東人のため関西弁はにわかな部分がありましたが、今後参考にさせていただきます！ (10月30日 6時) (
レス) id: 3f8aedc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - (つい長くなってしもてすんません)※この関西弁は標準語がヘタ故の訛りです。 (10月28日 17時) (レス) @page34 id: 0478fb4462 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 永遠のお気に入りです！！楽しい物語をありがとうございました！！！(あと思ったんですけど「何なんの？」じゃなくて「なんなん？」を私の周りの人は使います。アドバイスって言うよりちょっとした意見です。ありがとうございました！！) (10月28日 17時) (レス) @page34 id: 0478fb4462 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 長いのにちゃんと完結してるし綺麗で無駄のない文章やし…もう大好きです！！！何回か読み返す気がします…予想は100回()ここまでツイステとヒプマイとオリジナルストーリーが混ざってるのはほんとに珍しいですよ！ (10月28日 17時) (レス) @page34 id: 0478fb4462 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - ねぎ。さん» ねぎ。様、コメントありがとうございます！楽しんでいただけて作者も嬉しいです。 (2022年3月12日 8時) (レス) id: 68f0716fc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2021年9月12日 11時
