第307話 ページ33
そして色々話をすれば、互いの世界は共有できる
私の時代にあってAさんの時代にはないもの
逆にAさんの時代にはあるけど私の世界にはないもの
それと私の世界にもあって、Aさんの世界にも生き残っている色々な文化
時代は違えど根が一緒であれば互いの話が通じ合える事が分かる時間だった
監督生「やっぱり関西の方に粉物への拘りがあるのは今も昔も変わりないんですね!」
『…ウチはそないしつこうない方やけど
昔な、ウチの知り合いとお好み焼き屋に行って、ほんでその後日たこ焼きのネタに「これお好み焼きの具入れたらいけるんちゃうのん?」言うて怒られた事あるねん』
監督生「…?怒られるんですか?」
『ちゅーかウチが自由なんね
粉もんに拘りのあるんはウチ以外の関西人や、ウチはいい加減なんよ
オオサカの人間言うんは人に小言言ってへんと生きていかれへん精神しとるんや』
監督生「その時の人になんて言われたんですか?」
『…皆で合わせて3人で行ったんやけどな、片方はウチを「天才か?」言うてすっとぼけたわ
ほんでもう片割れは「お好み焼きもたこ焼きもメンツが丸潰れやん」言うてウチとウチを褒めた相手にツッコミ入れたんやわ』
監督生「なんか大阪の人間の日常、って感じがしてコミカルで面白いですねっ!
やっぱりAさんの世界には、ボケにツッコミを入れてくれるような温かみのある人間で溢れてるって事ですよね?」
『…』
だけど私が理解した言葉を言えば、先輩の中にもきっと世界があるのか時折黙ってしまう事があった
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咲樹(プロフ) - まさかの監督生と出身同じで軽く運命感じてます!これからも投稿頑張ってください! (2021年12月2日 12時) (レス) @page29 id: b53a17c756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2021年8月30日 7時