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第301話 ページ27

監督生side


『…一個聞いてもええ?』


監督生「…!…はい…」


『カードを使った理由は何や?

普通に呼びつければそれでええんと違うん?』


そう言われて、私は自分なりの説明をする


先輩達の邪魔を入れられずに本当は2人きりで話がしてみたかった事、それをお互いの契約という形で少し形は違うけど果される事の約束をさっきジェイド先輩と交わした事


うまくいっているようでうまくいっていない私の計画を素直に言えば、先輩は笑って聞いていた


『成る程なぁ

うっかりカード使てしもた事が仇になったか』


監督生「…本当は先輩達に何も言わずに不躾に先輩に取り入れば、怒られるのは私だって思って直接話をつける気でいたんです

先輩達のサシャ先輩へのガードが強いって噂で聞いていたので…」


『噂なんていい加減な出まかせやんな

ウチは別に守られてもおらんしフリー素材やで、カード使てわざわざ呼びつける相手とも違うよ』


監督生「…」


『…けどその魂胆はええな

ええで、ウチで良ければ話は聞いたる』


監督生「…!」


『カード使てまで叶えたい言うんなら本気の願いや言う事やろ?

何でウチを呼びつけるんかは知らんけど、聞いてもらいたい思てる事があるならなんぼでも言うてみぃ』


ジェイド「…成る程

初めからアズールにカードで願いを聞かせるために使う気でいたのではなくて、相談相手の変換をカードにより持ちかけたという事ですね」


ジェイド先輩は勝手に私達のやり取りで状況を判断してそんな事を言っている気がした


でもそれは置いておいて、私は先輩が自分の味方をしてくれた事に信じられないような嬉しいような気持ちが湧く


『ほんならここは話をするんに環境が良うないやろ

女の子のフリートークを邪魔するんやないよ、部屋はどっか借りるで』


フロイド「…え…?」


『ウチはともかく、相手は一端に今を生きる女の子や

女の子の色々とデリケートな話題を盗み聞きする魂胆はあらんやろ?ウチらの邪魔するんと違うで』


先輩達はあっさりと私の懸念も全て払拭して、先輩達もその言葉で止まる


私はサシャ先輩に連れられるままオクタヴィネル寮の別室へ移動する


ジェイド「…」


アズール「…分からないですね、貴女が一体何を味方につけて行動を決めるのか

何故乗り気で今は話を聞くのか…全く意味が分かりません」


そう言っている誰かの声に気付きもしないまま、私は先輩と2人きりの時間に少しの緊張を抱いていた

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咲樹(プロフ) - まさかの監督生と出身同じで軽く運命感じてます!これからも投稿頑張ってください! (2021年12月2日 12時) (レス) @page29 id: b53a17c756 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2021年8月30日 7時

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